2021年12月28日
新卒採用における学生の「優秀さ」の定義 コロナ前後不動の第1位「課題解決力が高い」=アカリク調べ=
アカリクは24日、22卒新卒を10人以上採用するBtoB企業の経営者・役員104人に対し、「企業が求める優秀さ」に関する実態調査を実施し、結果を発表した。
「Q1.新型コロナウイルス感染拡大「前」での新卒採用における学生の「優秀さ」の定義を上位2つまで教えてください。(複数回答)」(n=104)と質問したところ、「課題解決力が高い」が50.0%、「論理的思考力が高い」が42.3%、「吸収力がある」が15.4%。
「Q2.新型コロナウイルス感染拡大「後」での新卒採用における学生の「優秀さ」の定義を上位2つまで教えてください。(複数回答)」(n=104)と質問したところ、「課題解決力が高い」が46.2%、「論理的思考力が高い」が37.5%、「自律(自立)している」が17.3%。
「Q3.新型コロナウイルス感染拡大「前」と拡大「後」で新卒採用での優秀人材獲得に関する重要度はどう変化しましたか。」(n=104)と質問したところ、「非常に重要度が高まった」が23.2%、「やや重要度が高まった」が34.6%。
「Q4.Q3で「非常に重要度が高まった」「やや重要度が高まった」と回答した方にお聞きします。その理由を教えてください。(複数回答)」(n=60)と質問したところ、「一人当たりの生産性がより問われるようになったから」が61.7%、「環境変化に対応する必要が出てきたから」が56.7%、「コロナ禍で事業モデルを変えた・新しく構築したから」が38.3%。
「Q5.Q3で「非常に重要度が高まった」「やや重要度が高まった」と回答した方にお聞きします。Q4で回答した以外にその理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=60)と質問したところ、「企業も人材もそれぞれの働き方を考える必要が出てきた」「リーマンショック以降の人材確保を控えた結果が世代、優秀な人材の空洞化ができたため」など35の回答を得ることができたという。
まず、新型コロナウイルス感染拡大「前」の新卒採用における学生の「優秀さ」の定義について質問したところ、「課題解決力が高い」が50.0%、「論理的思考力が高い」が42.3%という結果に。対して、新型コロナウイルス感染拡大「後」の同質問では、上位2項目は変わらず「課題解決力が高い」、「論理的思考力が高い」だったが、「スケジュールをきちんと守る」が4.8ポイントアップする結果に。
また、新型コロナウイルス感染拡大「前」と拡大「後」で、新卒での優秀人材獲得に関する重要度について聞くと、57.8%の経営者が「高まった」と実感していることが判明。重要度が高まった理由には、「一人当たりの生産性がより問われるようになったから」が61.7%で最多の結果に。他にも、「リーマンショック以降の人材確保を控えた結果が世代、優秀な人材の空洞化ができたため」など、構造的な人材不足が要因となっていることも見受けられる。
今回の調査では、企業が求める優秀さについて、新型コロナウイルス感染拡大「前」と「後」で上位の定義はあまり変化がないものの、上位の定義の他に求められる点に少しずつ変化が見られた。「スケジュールをきちんと守る」という点でポイントアップしたことには、就業状態が目に見えない状態での評価基準が変わったことが要因だと推測もできるという。withコロナ時代を共に生き抜くメンバーには、リモートワークも想定される環境下で、いかに生産性を向上できるかという視点での「優秀さ」が求められているという。
この調査は、12月2日〜12月4日にかけて、22卒新卒を10人以上採用するBtoB企業の経営者・役員104人に対し、インターネット調査で実施。
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