2021年12月28日
「ビジネススキル」分野の学習時間がコロナ前の約6.2倍に=Schooが受講データを分析=
Schooは27日、同社の社会人向けオンライン学習サービス「Schoo」の受講データの調査分析をもとにまとめた、「コロナ前後での社会人学習の変化」と「2021年の人気授業ランキング」を発表した。
それによると、年度ごとの人気授業TOP10を授業カテゴリで比較したところ、コロナ禍を経て「コミュニケーション術」をテーマにした「ビジネススキル」の授業が上位を多く占めるようになった。
「コミュニケーション術」の授業は、2019年は10位中2授業だったのに対し、2020年と2021年には10位中5授業がランクイン。
授業カテゴリごとの総視聴時間数を調べたところ、「ビジネススキル」系授業群の学習時間が2021年/2019年比で621.4%(約6.2倍)と大幅に増加した。
コロナ禍以前から「Schoo」上で多く受講されていたプログラミングやWebデザインなどの技術系の学習コンテンツだけでなく、ビジネス全般に役立つ学習コンテンツがコロナ禍を経てより多く受講されるようになった。
コロナ禍における学習に使える時間の増加に加えて、リカレント教育やリスキリングの社会的重要性の高まりに伴い、オンライン学習による学び直しに取り組む社会人の裾野が広がったことが見受けられた。
また、社会的なDXニーズに伴い、テクノロジーやDX、OAスキルについて扱う非技術職向けの「デジタルリテラシー」系授業群も同256.4%(約2.5倍)だった。
「キャリア・お金」系授業群も同225.5%(約2.2倍)と多く見られており、不確実性の高まる世相を反映して人生設計への関心が強まっていることも、受講データから読み取れた。
2021年に人気の高かった授業を調べたところ、一般ユーザーに人気の授業では「ビジネススキル」と「お金・FinTech」カテゴリの授業がそれぞれ5つ並んだ。
一方、法人ユーザーに人気の授業では「ビジネススキル」カテゴリの授業が9つという結果だった。
また、ユーザー年代別に人気の高かった授業は、全年代ともに1位は「“売らず”に“売る”技術とは何か」。20代と30代の2位は「30歳までに知っておきたい投資の知識」、40代と50代の2位は「最短で仕事を終わらせるワンランク上の段取り術」だった。
【一般ユーザーに人気の授業】
1位「30歳までに知っておきたい投資の知識」(https://schoo.jp/class/6672)
2位「Googleアプリを組み合わせて成果を10倍にする仕事術~Google式10Xコラボレーション術~」(https://schoo.jp/class/7566)
3位「博報堂スピーチライターが教える、言葉が“思いつかない”“まとまらない”“伝わらない”がなく」(https://schoo.jp/class/7396)
【法人ユーザーに人気の授業】
1位「“売らず”に“売る”技術とは何か」(https://schoo.jp/class/4145)
2位「最短で仕事を終わらせるワンランク上の段取り術」(https://schoo.jp/class/4883)
3位「デキる若手の報連相~第1回~」(https://schoo.jp/class/4496)
この調査は、「Schoo」一般ユーザー(無料会員、プレミアム会員)と「Schoo for Business」法人ユーザー(指定研修は除く、自発型視聴のみ)の2019年〜2021年の受講状況をもとに、「コロナ前後での社会人学習の変化」と「2021年のSchoo人気授業」を分析した。
調査対象期間は、2019年1月1日〜2021年12月20日。調査対象会員数は、2019年約43万人、2020年約55万人、2021年約70万人(2019年、2020年は12月末、2021年は12月20日時点)。
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