2022年2月1日
23年卒のエンジニア志望学生、4割が「卒業の2年前の春頃までに就活を開始」=paiza調べ=
Paizaは1月31日、同社のITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「パイザ」を利用中のエンジニア志望の2023年卒学生146人を対象に実施した、「就職活動に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「就活をいつから始めたか」を聞いたところ、約4割が「2021年6月以前から自己分析や企業研究などを始めた」と回答。これは22年卒と比較すると、7.8ポイントの大幅な増加となった。
その後、夏(同年8月)には就活学生は6割に達し、秋(同年10月)までに約8割が就活を開始していることが分かった。
一方で、調査時点(2021年12月)で就活を始めていない学生の割合は、22年卒と比べて微減にとどまった。これは、もともと進学を中心に考えている層や進路を迷っている層だと考えられる。
また、企業へのエントリーや応募の開始時期も、22年卒の回答より早期化が見られるが、こちらは応募準備と比べると微増にとどまっている。エントリーや応募は、企業が求人を公開する時期に依存する部分が大きく、劇的な変化は起きていないものの、早期化が進んでいるのは間違いない。
現在の内定状況を尋ねたところ、ほとんどがまだ就活中であるものの、12月時点ですでに「内定・承諾」を獲得している学生が1割以上いた。また、「3月までに就活を終えたい」という学生も多く、就活の早期化がうかがえる。
志望企業を選ぶうえで「企業に求めることや選定のポイントになること」を聞いたところ、「給料がいい」51.9%が1位で、以下、「先進的なITスキルが身に付く」48.9%、「社風が自分に合う」47.4%、「技術力がある」41.4%などが続いた。
オンライン就活については、最終面接の対面希望は22卒学生へのアンケート実施時の 42.2%よりも7.6ポイント下がった34.6%となっており、オンラインに対する「慣れ」が反映していると思われる。
また、「コロナ禍の就活でより意識していること」を聞いたところ、「情報収集を早めにしている」54.9%が最も多く、「企業のテレワーク導入状況などを調べる」46.6%などが続いた。
「コロナ禍の就活での困りごとや悩み」を聞いたところ、「友人との情報交換の機会が減った」39.1%が最も多かった。
この調査は、エンジニア志望学生向け就職支援サービス「paiza新卒」を利用中で、2023年卒業予定の理系学生を対象に、2021年12月3日~16日にかけて、インターネットで実施。有効回答数は146人。
関連URL
最新ニュース
- オーディーエス、2024年度の鳥取県GIGAスクール運営支援センター業務を受託(2024年4月19日)
- AmbiRise、電子請求サービス「Haratte」の導入で釧路市の学校・教委の支払業務が85%削減(2024年4月19日)
- 子育て環境、8割の保護者が「地域間格差がある」と回答、特に「子育て施設・設備」で実感 =トラストバンク調べ=(2024年4月19日)
- 小中学生の60%が「新学期に学校に行きたくないと感じたことがある」=ニフティ調べ=(2024年4月19日)
- 保護者の6割以上が子どもの自主学習をサポートしている=明光義塾調べ=(2024年4月19日)
- 国公立大学現役合格者の勉強時間、高3で休日6時間以上が48.6% =じゅけラボ予備校調べ=(2024年4月19日)
- 東京理科大、「デジタル人材」を育成する学部・学科を2026年4月に新設(2024年4月19日)
- 東京経済大学、高校生向けのオンライン講義「東経大ライブ」26日から全10回配信(2024年4月19日)
- 東京大学とNTT東日本、地域循環型社会の実現に向け産学協創協定を締結(2024年4月19日)
- 国立高等専門学校機構、「第3回 高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2024)」開催(2024年4月19日)