2022年2月14日
神奈川大学、宇宙エレベーター世界最速記録 時速100kmを達成
神奈川大学は8日、同学の宇宙エレベータープロジェクトで研究、開発しているクライマー(昇降実験機)が、世界最速の時速100km*を達成したと発表した。
*ベルト上のテザー(走路)を垂直に昇る条件(昨年9月、テレビ番組の企画)
宇宙エレベーターは、人や物資を地上と宇宙間を輸送する上で理想的な手段。人工衛星と地球を結び、クライマーが宇宙へと昇っていく仕組みで、はるか先の宇宙を目指すためにはクライマーの速度が鍵となり、輸送時間の短縮につながる。同学では学生14人と教職員が力を合わせて、クライマーの設計・開発に取り組んでいる。
クライマーはウレタンゴム製のローラーをベルトに挟み、回転させ上昇させる。速度はコンピュータで制御し、下降時も自動で速度を調整する。今後は時速200km を目指して開発を進め、実用化に向けて改良を重ねていく。
工学部電気電子情報工学科1年の居川昇陽さんは「記録会当日は強風の影響や機体の破損などもあり、世界記録達成は困難だと思っていましたが一人ひとりが役割を全うすることで、時速100kmという記録を出すことができました。今後は今回の実験で得た情報を活かし、時速200kmを目指したいと思います」と意気込んでいる。
神奈川大学宇宙エレベータープロジェクトは、2008年から始まったプロジェクトで、同学学生であれば学部、学年を問わず誰でも参加できる。宇宙エレベーターの地上昇降実験機と地上降下型ロボットの設計・製作および宇宙エレベーターの広報活動を日々行っている。製作した機体は毎年夏頃に行われる「宇宙エレベーターチャレンジ(SPEC×ROC)」に出場させ、クライマー技術の向上に努めているという。
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