2022年2月25日
関西学院大学、世界標準モデルの入試システム「TAO」導入でDX推進
サマデイは24日、関西学院大学が世界標準モデルの入試システム「TAO(The Admissions Office)」を採用すると発表した。
TAOは日本語・英語に対応し、学⽣が一つのフォームで複数の⼤学に出願できるグローバル対応の⼊試システム。どのような募集書類も全てデジタル化でき、どの国の志願者にとっても出願しやすい仕組みになっており、大学が世界中の志願者を募集し、業務を行う上でも効果的・効率的なものだという。
関西学院大学は関西学院の超長期ビジョン・長期戦略としてまとめた将来構想「Kwansei Grand Challenge 2039」の中で「デジタル技術を用いて教育・研究の質を高め、業務・サービスを変革する」ことを掲げている。「ポストコロナのパラダイムシフトに対応すべく、教育・研究や学生・学修支援等、業務・サービスなどのデジタル化を強力に推進して、DXを経営上の最重要戦略と位置づける」としたもので、今回のTAO導入はこの取り組みの一環だという。初年度は、外国人留学生入試を行っている国際学部と大学院の各研究科での利⽤となる。
なお、現在のTAO参画校は、関西学院大学、京都外国語大学、京都先端科学大学、慶應義塾大学、芝浦工業大学、総合研究大学院大学、東京音楽大学、東北大学、早稲田大学、九州テクノカレッジ。
世界の大学は「オンラインアプリケーション」と呼ばれるシステムを使って入試プロセスを全面的にオンライン化しており、願書提出の手続きから、選考書類の提出、合格発表まで、すべて簡単に一括管理することが可能。現在、日本の大学は、大学・学部ごとに入試の流れが異なり、Web出願といっても書面郵送が必要だったりと、国内の志願者はもとより、「オンラインアプリケーション」が主流の海外の志願者にとって複雑なものになっている。そのため、海外学生が日本に留学したいと思っても、方法がわかりづらいため断念するといった機会損失にもつながっているという。
TAOは、世界標準のオンラインアプリケーションであり、日本語・英語で利用でき、グローバル対応のシステムでありながら、独自フォーム作成機能やCSVインポート/エクスポート機能など日本の大学の実情に即した運用が可能。国内学生のAO入試や多面的・総合的評価型入試、海外学生の募集にも役立てることができるという。
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