2022年3月9日
中部大学、エキスパートの知識を組み込んだ「AIから学ぶ」教育用アプリを開発
中部大学は7日、エキスパートの専門知識で性能を高めた教育用人工知能(AI)から、その判断根拠を学習する教育アプリを開発したと発表した。
工学部ロボット理工学科の藤吉弘亘教授、AI数理データサイエンスセンターの平川翼講師、工学部情報工学科の山下隆義教授らが開発した。
医療画像の疾患判定では、AIがどこを見て疾患と判断したのか分かる技術はこれまでに開発されているが、開発した教育アプリでは、学習者がどこに注目して判断するかを指定し、教育アプリのAIが推論したスコアである判定結果を確認。このスコアが高くなるように判断領域を追加修正してインタラクティブに繰り返すことで学習する。
さらに、エキスパートの知識を組み込んだAIから学ぶことで、AIに埋め込まれたエキスパートの判断根拠を学習者が効果的に学習することが可能になるという。
同アプリケーションは、学習者が使用する一般的なパソコンにインストールすることで活用できる。あらゆる医療分野において医学部生や研修医が患者の画像から疾患を見つけることへの教育に適用が可能で、更に、新人の技術者が欠陥部品を見分ける、農業従事者が作物の育成 状況や病害を判断するなど、その他の産業領域での教育への展開も期待されるという。
関連URL
最新ニュース
- CFC、教育格差解消をめざす「スタディクーポン事業」が神奈川県綾瀬市で政策化(2024年7月26日)
- 公立中学校の部活動改革、母親の半分以上が知らない =インタースペース調べ=(2024年7月26日)
- インヴェンティット、大分県豊後大野市立菅尾小学校の「mobiconnect」導入事例を公開(2024年7月26日)
- アルー、教育者の主体的な学びのためのプラットフォームがローンチ(2024年7月26日)
- 生成AI英語対話サービス「ELSA Speak」、関西大倉中学・高校が導入(2024年7月26日)
- C&R社、「AIを使ってJavaScriptを書いてみよう」のアーカイブ映像を無料配信(2024年7月26日)
- ミカサ商事、教職員向け「校務の効率アップ!Google スプレッドシート 実践活用法」8月3日開催(2024年7月26日)
- 東京電機大学、中・高校生対象「電子情報・生体医工学系オンラインセミナー」開催(2024年7月26日)
- 「大学におけるオープンバッジ活用セミナー ~成城大学~」8月8日開催(2024年7月26日)
- ミエタ、教職員向けの「社会とつながる探究学習のカリキュラム開発・授業運営研修」8月開催(2024年7月26日)