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2022年3月22日

MLP、東大合格発表から推察した「公・私立校の実力とトレンド」を発表

MLPは18日、東京大学の2022年度(令和4年度)一般選抜(前期日程)の合格者発表から推察した、「今後の公立・私立校の実力とトレンド」を発表した。


東大は3月10日、2022年度一般選抜(前期日程)の合格者を発表。今年は新たな入試制度・大学入学共通テスト導入2年目の入試だったが、初年度の昨年と比較すると各科類で合格最低点は約30点低下。

文系学部の合格最低点は、「文科1類」302.5889点、「文科2類」306.1444点、「文科3類」305.4111点となっており、文科1類の合格点が最も低いという従来の傾向とは異なる現象が起こっている。

また理系学部の合格最低点は、「理科1類」303.2333点、「理科2類」287.3778点、「理科3類」347.5111点で、理3が断トツに高いことに変わりはないものの、理1と理2の合格最低点に大きな差があり、東大理系学部希望の受験生の間では出願先の選択で若干後悔する結果となったケースが多くみられた。

一方、「東大合格者高校別ランキング」については、今年度は、大きな変化・特徴があった昨年と比較するとあまり変化はなく、昨年に見られた新たな傾向を継続している。

断トツ1位は「開成」で、今年で40年連続の1位。卒業生の2人に1人が東大生ということになる。だが、卒業生の人数から考えると実質的なトップ争いは、「灘」と「筑駒」の2校で、まさに東西の“横綱”というべき存在。(筑駒は学校発表はしていない)

また、近年躍進している代表格が、「聖光学院」「西大和学園」「渋谷教育学園幕張」の3校。聖光学院は、栄光学園と並ぶ神奈川県トップ校だが、東大合格者数という点では同県下で不動のナンバーワン。

西大和学園は、男女共学化で女子の卒業生が出始めた近年メキメキと合格実績を伸ばし、今年も79人が合格。東大だけでなく京大へも多数合格者を出しており、灘に続く関西2位の存在。

渋谷教育学園幕張は、関東圏の男女共学校では進学実績1位。近年は女子御三家に合格しても「渋幕」に進学する生徒も多いという。

女子校では、「桜蔭」が絶対的な全国トップ。男子校を含めても、「合格力」はトップ争いをしており、今年も東大に77人が合格。うち現役が69人(89.6%)というのは驚異的。最難関の理3(医学部)にも10人以上の合格者を出している。

一方、公立高校の復活・躍進も続いた。「日比谷」「横浜翠嵐」2校は、今年も日比谷62人、横浜翠嵐51人の東大合格者を出して健闘。この2校以外にも「旭丘」「浦和」「西」なども合格者数で上位にランクインしている。

また、今年の東大合格者高校別ランキングで特筆すべき(赤丸急上昇的な)学校を挙げると、男子校では「東京都市大付属」、女子校では「洗足学園」だという。

東京都市大付属は、以前の武蔵工大付属から校名変更後、様々な改革を実施し、その中心の進学実績アップが結果となって出始めており、今年度は東大合格者13人と急伸。

洗足学園は、昨年も東大合格者を10人出し注目されたが、今年度はさらに数字を伸ばし今やフェリス女学院と神奈川県ナンバーワンを競う存在になりつつあるという。

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