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2022年3月25日

81.4%が「ブラック校則は反対だが、校則はあった方がよい」 =日本トレンドリサーチ調べ=

NEXERが運営する日本トレンドリサーチは24日、全国の男女640人を対象に実施した、「高校の校則に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、4月から都立高校で廃止される5つの「ブラック校則」についての考えを聞いたところ、「誤解を招く指導」「下着の色の指定」「地毛証明書」の3つの項目で廃止に「賛成」と回答した割合が最も多くなった。

だが、「髪を一律に黒くする」という校則の撤廃については、「賛成」32.7%、「反対」33.6%、「どちらともいえない」33.8%がほぼ同じだった。

意見が分かれている「髪を一律に黒くする」という校則の撤廃について、年代別に集計すると、撤廃に「反対」は年代によって大きな違いはなかったが、撤廃に「賛成」は年代が下がるほど増え、30代以下と60代以上では、20ポイントの開きがあった。

また、「高校の校則についてどのように思うか」を聞いたところ、81.4%が「ブラック校則には反対だが、校則はあった方がよい」と回答したが、「ブラック校則も含め、校則はあった方がよい」も7.3%いた。

「ブラック校則も含め、校則はあった方がよい」と回答した人にその理由を聞いたところ、「高校生はまだ子どもなので、規則を教えておくべき。社会人になってから役に立つ」(50代女性)、「義務教育ではないので校則がある学校を選ぶ自由がある。いやなら別を選択できる自由もある」(60代男性)、「社会に出る前の人も多いと思うので、必要だと感じる」(40代男性)、「規則を守る大切さを知るため」(30代女性)などの声が寄せられた。

また、「校則はない方がよい」(9.8%)と回答した理由を尋ねたところ、「自立した人になるためには必要ない」(70代男性)、「髪を染めていたりアクセサリーをしていても高校で勉強はできるし、校則で押さえつけると反発したくなる気持ちが強くなるから」(30代女性)、「今の時代にあってないと思うから」(30代男性)などの声が寄せられた。

「自身の通っていた高校に、校則はあったか」を聞いたところ、79.4%が「校則があった」と回答。「校則がなかった」は3.8%だった。

また、「自身の高校にブラック校則があったか」を聞いたところ、77.2%が「ブラック校則はなかった」と回答したが、22.8%が「ブラック校則があった」と回答。

ブラック校則の具体的な内容を聞いたところ、「髪の毛は黒色、スカートは膝下」(20代女性)、「女性はショートカットかおかっぱにしなくてはいけない。制服の上着の襟に髪が当たったら校則違反」(40代女性)、「決められた防寒具しか着てはいけない。カーディガンを着てはいけない」(40代女性)。

さらに、「男子のズボンはタック禁止でストレートのみという校則で、運動部は腿が入らず泣いていた」(60代男性)、「女子高で、男女交際が禁止だったので、文化祭・体育祭のときは、男兄弟を連れてくるときは前もって許可証を取らなくてはいけなかった」(50代女性)など、多数の声が寄せられた。

この調査は、全国の男女640人(30代以下・40代・50代・60代以上の各年代の男女80人ずつ)を対象に、3月16日~22日にかけて、インターネットで実施した。

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調査結果の詳細

日本トレンドリサーチ

NEXER

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