2022年3月25日
カンニングしたくなる心理や試験環境とは =全日本情報学習振興協会調べ=
全日本情報学習振興協会は23日、資格試験や国家試験でカンニングしようと思ったことがある人を対象に実施した、「カンニングする人の心理」に関する調査結果を発表した。
「カンニングをしようと思った動機として、一番近いものはどれですか?」と質問したところ、「絶対に合格したかったから(50.1%)」が最多。次いで「試験は結果だけが重要だと思っているから(20.3%)」「悪いことだと知りつつも楽をしたかったから(14.8%)」と続く。
「どのような方法でカンニングしようと思いましたか?(複数回答可)」との質問には、「(試験中の)他の人の答案を覗き見る(58.8%)」が最も多く、次いで「カンニングペーパーを用意する(手にメモなどを含む)(35.4%)」と続いた。
「試験監督の目が厳しく“なかった”ら大勢の人がカンニングすると思いますか?」の質問には、「とてもそう思う(21.0%)」「ある程度そう思う(48.3%)」という回答結果から、7割近くが試験監督の監視が緩ければ大勢の人がカンニングする、と考えている様子。
「どのような試験環境だったらカンニングしやすいと思いますか?(複数回答可)」には、「試験監督の監視が甘い(63.6%)」が最も多く、次いで「持ち込みチェックが甘い(39.2%)」「オンライン試験(30.9%)」と続いた。
同協会は、オンライン検定試験に「全周360度Webカメラ」や「120度、超広角Webカメラ」を付けた「不正防止システム」を搭載して試験を実施。秋からはAIの画像認識も付けた不正防止システムに強化するという。
「カンニングする人の心理」に関する調査 概要
期 間:2月18日(金)~19日(土)
方 法:インターネット調査
調査人数:1057人
調査対象:資格試験や国家試験でカンニングしようと思ったことがある人
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