2022年4月28日
就職観は「楽しく働きたい」が37.6%と最多で3年ぶりに増加 =マイナビ調べ=
マイナビは26日、「マイナビ 2023年卒大学生就職意識調査」の結果を発表した。
同調査は、学生の就職意識や就職活動全体の動向を把握することを目的に、1979年卒より毎年実施している。
それによると、2023年卒の大学生・大学院生に自身の就職観については、「楽しく働きたい」が37.6%(前年比2.8pt増)と最多で3年ぶりに増加に転じた。経済状況の悪化や大きな災害等が起きた際は同項目が減少する傾向にあり、昨今は新型コロナウイルス感染拡大の影響から、「楽しく働きたい」は減少傾向であった。しかし、ワクチン接種が進んだほか、政府・自治体の行動制限も緩和され、社会や経済状況に対する不安が軽減されたため、3年ぶりの増加につながったと推察される。
学生の大手企業志向は48.5%(前年比2.6pt減)となり、21年卒調査で過去最高値となってから2年連続で減少した。対する「中堅・中小志向」は前年比2.9pt増の47.8%となった。その会社でやりがいのある仕事ができることを重要視し、実現できるのであれば大手企業であることにこだわらないという学生の傾向が読み取れる。
就職活動において企業を選択する場合のポイントは「安定している」が43.9%(前年比1.1pt増)で最多となった。「マイナビ 2023年卒大学生活動実態調査(3月)」によると、「企業に安定性を感じるポイント」の上位3位は、「福利厚生が充実している」「安心して働ける環境である」「売上高」だった。安心して働ける制度が整っていることや、企業の業績が良好かどうかといった、働く環境として安心できることに安定性を感じ、企業選択においても重視しているようだ。
行きたくない会社については、「ノルマのきつそうな会社」が前年に続き最多で37.4%(前年比1.6pt増)。2022年卒で3位だった「転勤の多い会社」は前年より1.7pt増の26.6%で今年も3位だった。在宅勤務やリモートワークの浸透といった社会的背景に加え、男女ともに結婚後も仕事を続けるという意識が高まっていることもあり、転勤に対して消極的であると考えられる。
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.443 東京都市大学等々力中・高 鹿又裕毅 先生(前編)を公開(2025年2月19日)
- MetaMoJi、リアルタイム学習支援アプリ「MetaMoJi ClassRoom」無料オンラインセミナー開催、新セミナーも開始(2025年2月19日)
- NIJIN、オンラインとリアルでの通学が選択できる「NIJINアカデミー」が草津市の補助金交付支援対象に認定(2025年2月19日)
- VISH、奈良県葛城市の公立就学前施設で「園支援システム+バスキャッチ」を導入(2025年2月19日)
- コドモン、東京都北区の保育園25施設にICTサービス「CoDMON」導入(2025年2月19日)
- 拡大する大学入試「女子枠」について2年前より「賛成」が減少 =河合塾調べ=(2025年2月19日)
- 小中高生の習い事、9割の親が「子どもがやりたがっているかどうか」を重視 =栄光ゼミナール調べ=(2025年2月19日)
- 中高生の子どもを持つ親の18.6%がキャッシュレスお年玉の導入意向あり =ネオマーケティング調べ=(2025年2月19日)
- 就職活動で「自分自身が成長できそうか」を重視する学生が8割超 =学情調べ=(2025年2月19日)
- リクルートマネジメントソリューションズ、「生成AIと学びの環境に関する調査」の結果発表(2025年2月19日)