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2022年6月14日

にしはらグループ、飲食店の新入社員研修に「VR研修」導入

にしはらグループは10日、同社の運営するグループ飲食店3ブランドの新入社員研修に、VRゴーグルを活用した研修メニュー「スマート接客トレーニングVR」を導入したと発表した。

同社ではOJT方式での新入社員研修を実施している。接客や調理を学ぶおよそ50時間のプログラムでホールスタッフを育成。しかし、ホールスタッフに成長させるには、指導員として同時間従業員が付く場合がほとんどであり、研修中、指導員は他の作業が行えず、サービスの提供ができない状況だという。今回、同社では人材不足の解消と人材の有効活用、サービスの向上を目指してVRでの研修サービスをスタートさせた。

VR研修にはVRゴーグル「MetaQuest2(メタ・クエスト ツー)を使用。仮想空間に同社ブランド「かつ銀」が立ち上がる。その店内には来店客がおり、研修者を呼び注文を行う。研修者は、来店客の注文の聞き取り・確認・発注を全てVRで体験。通常、人間同士でロールプレイングする研修が1人で行え、教育スタッフの負担を軽減することができる。

現在は接客応答4パターンがインストールされ、録画・録音も可能。研修内容を教育スタッフと確認し、振り返ることで、応答の声の大きさやピッチ、イントネーションなど細部のチェックが可能。この4パターンの研修を、およそ10時間で行っている。これにより教育スタッフの経費およそ500万円の削減となり、時間と場所を問わないのも利点で、教育スタッフのスケジュールや店舗の繁忙期などに左右されず、最短期間で研修を重ねることができるという。

このVRシステムは、地元・沼津高専出身で現在ぬましんCOMPASSにオフィスを構えるcasalizと共同開発した。現在も改良を重ねており、今後もさらなるシチュエーションやエピソードを実装予定だという。

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