2022年6月28日
AIで生成した講師の動画、受講者の6割が「自然」と回答=ドコモgacco調べ=
ドコモgaccoは27日、全国の20代~50代の男女73人を対象に実施した、同社の無料オンライン講座プラットフォーム「gacco(ガッコ)」のAIで生成した講師動画の影響調査の結果をまとめ発表した。
同調査は、同社とデータグリッド、データミックスの3社が共同で、「gacco」が提供するAIを活用した学習向け動画コンテンツを活用して実施。
男女73人を、①AIで生成した講師動画を視聴するグループ、②人間による講師動画(リアル動画)を視聴するグループの2つに分け、それぞれがドコモgaccoの「ビジネスマナー」と「異文化コミュニケーション」の動画を視聴。その受講結果を比較・分析した。
それによると、AIで生成した講師の動画と人間による講師動画の受講状況に大きな差がないことが分かった。
AI動画、リアル動画の両方で、動画が進むにつれて視聴完了ユーザーの割合が低下する傾向にあったが、AI動画、リアル動画を比較すると、AI動画の方が視聴完了ユーザーの割合が高い場合もあった。
また、動画をスキップ(seek)した回数をヒストグラムにし割合を確認したところ、「ビジネスマナー」、「異文化コミュニケーション」どちらの動画でも、AI動画とリアル動画を比較すると、AI動画の方がスキップ(seek)した回数が0回の割合が高く、スキップ(seek)せずに視聴していることが分かった。
各動画の課題提出者を対象に、平均値と標準偏差を計算したところ、「ビジネスマナー」でわずかにリアル動画を視聴したグループの方が高かったものの、大きな差はないことが判明。視聴後のテストの正答率はAI動画、リアル動画で大きな差はなかった。
また、「AIで生成された動画」の感想を聞いたところ、「とても自然だった」32.3%、「まあ自然だった」29.0%という結果になり、約6割が「自然」だと感じていた。
一方で、「やや不自然だった」が35.5%、「とても不自然だった」も3.2%いた。
この調査は、全国の20代~50代の男女73人を対象に、2月28日10:00~3月6日にかけて、動画視聴状況のモニタリングおよびアンケートという形で実施した。
関連URL
最新ニュース
- 漢検協会とベネッセ、初コラボ 進研ゼミ会員の小・中学生が選ぶ「今年の漢字」(2024年12月13日)
- AI型ドリル搭載教材「ラインズeライブラリアドバンス」が「高知家まなびばこ」とデータ連携開始(2024年12月13日)
- コドモン、広島県三原市の保育所等13施設にICTサービス「CoDMON」導入(2024年12月13日)
- 陸前高田市、返済不要の給付型奨学金事業の資金調達で1600万円の目標金額達成(2024年12月13日)
- ライフイズテック、中高生向け「ライフイズテック スプリングキャンプ2025」春休み開催(2024年12月13日)
- サイバー大学、「Times Higher Education Online Learning Rankings 2024」でブロンズ評価を獲得(2024年12月13日)
- プログラミングスクール受講生で最も多い年代は20代、平均年齢は33.8歳=「 CloudInt」調べ=(2024年12月13日)
- 不登校・行き渋りの子どもがいる親1000名へのアンケート調査 =サイボウズ ソーシャルデザインラボ調べ=(2024年12月13日)
- 大阪大学、デジタル学生証・教職員証の提供を2025年1月にスタート(2024年12月13日)
- 「デジタルハリウッドSTUDIO」STUDIO渋谷、AIクリエイティブデザイン講座を開講(2024年12月13日)