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2022年6月28日

「かわいい制服は女子中高生の自信につながる」=カンコー学生工学研究所が学会で発表=

カンコー学生服の独自研究機関「カンコー学生工学研究所」のかわいい制服研究室は、「学校制服における『制服らしさ×かわいさ』の価値」と題した研究結果を、6月25・26日に開催された日本繊維製品消費科学会の年次大会(オンライン開催)で発表した。

同研究では、「かわいい研究」の第一人者、大阪大学大学院人間科学研究科の入戸野宏教授が助言。私服にはない制服の「かわいさ」とは何かを探り、生徒たちの心理面や行動面に与える効果を調べることで、制服の新しい価値を見出すことを最終目的とした。

気に入ったデザインの学校制服を着ることは生徒の自己評価感情にどのような影響をもたらすかを調査したほか、女子中高生を持つ母親にアンケートを行い、制服を着る生徒と周りの人たちとの関係性についても考察した。

その結果、着たいと思う制服を選ぶ理由として6割の女子中高生が「かわいい」をあげ、現在の制服の満足度とかわいさを調査したところ制服の満足度は「かわいさ」に強い関連性があることが分かった。

また、女子中高生が考える「制服らしさ」とは、「きちんと感・学生らしさ・安定感」だったが、同時に制服に期待することとして、「かわいさ・青春っぽさ」があがった。

さらに、生徒の肯定的な自己評価感情が最も高まるのは、「現在の制服」「理想の制服」「お気に入りの私服」の中では「理想の制服」を着用した時であることも判明。

また、母親が子どもに着せたい制服の理由で最も多かったのは「かわいい」であり、制服を着用する子どもの満足を優先したい母親の思いが示された。

【研究調査の概要】
■調査1:「制服の満足度」と「制服のかわいさ」の関係性(対象:女子中高生)
着たい制服を選んだ理由で最も多かったのは「かわいい」で、約6割の学生が選択。現在の制服に対する満足度の調査では、満足度が高いと感じている学生は、現在の制服を「かわいい」と評価しており、制服の満足度と制服のかわいさに強い関係性があることが分かった
■調査2:女子中高生が思う、制服の「本質」と 制服への「期待」(対象:女子中高生)
11項目で統計的な方法で分析した結果、社会的側面と個人的側面の2つのグループに分けることができた。「理想の制服」と「現在の制服」は共通して社会的側面の「きちんと感・学生らしさ・安定感」のポイントが高く、これを私服にはない制服の本質と捉え、「制服らしさ」とした。また、「理想の制服」と「お気に入りの私服」で、共に個人的側面のポイントが高くなった。中でも「かわいさ・青春っぽさ」が「理想の制服」の方でより高くなり、これが制服に期待している部分だと言える
■調査3:「理想の制服」と自己評価感情(対象:女子中高生)
学生は着用するものによって、自分への評価が変わることが判明。「理想の制服」は「現在の制服」「お気に入りの私服」よりも、個人基準(今の自分が好きなど)・社会基準(人には負けないものがあるなど)の双方で、肯定的な自己評価感情が高まった。「もしも理想の制服を着ることができたなら、自分はもっとよくなれる」と学生自身が考えていると言える
■調査4:制服に対する母親の思い(対象:女子中高生の子どもを持つ母親)
母親は制服を着た子どもの印象について「かわいさ」よりも「きちんと感・学生らしさ・安定感」という「制服らしさ」をより強く感じていた。その一方で、「かわいい制服」を求める子どもの好みもよく理解しており、子どもに着せたい制服を選んだ理由として、最も多く挙げられたのは「かわいい」だった。母親自身が制服に求めるものは「制服らしさ」だが、子どもの求める「かわいい」を尊重するという母親の思いが感じとれた

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