2022年7月29日
夏休みの宿題、9割の親が「手伝う」、徹夜で鼻血や自由研究の蟻が逃走などのハプニングも =CyberOwl調べ=
CyberOwl(サイバーアウル)は28日、同社の塾や習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラスby Ameba」が、全国の保護者500人を対象に実施した「小学生の夏休みの宿題に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「子どもの夏休みの宿題の進め方」について聞いたところ、「計画を立てて進める」家庭は約5割(47.0%)で、「夏休みの始めに終わらせる」家庭も約3割(28.4%)。大抵の子どもは、実はスムーズに夏休みの宿題を終わらせていることが分かった。
「夏休みの終わりごろに一気に終わらせる」は約2割(19.2%)にとどまり、「夏休みの間に終わらない」もわずか3.4%。夏休み始めの数日にある程度宿題を進めるも、苦手なものを後回しにして気づいたら翌日が登校日だった、などという極端なパターンもあった。
「小学生の子どもが最も手こずる宿題」を聞いたところ、「自由研究」32.6%と「読書感想文」29.8%の2つが群を抜いて多かった。
自由研究については、「1年生のときの自由研究は、何をどうしていいのかまったく分からない状態だった」(40代前半・小4の保護者)や、「学年が上がるにつれて、ネタ切れになったり、ほかの人とアイデアがかぶったりして苦労していた」(40代後半・高2の保護者)などの声が寄せられた。
また、読書感想文については、「本を読んだ感想だけでは枚数が埋まらず、困っていた」(30代後半・小2の保護者)、「本自体は楽しく読んだものの、書き方が分かっていなかった」(30代後半・小3の保護者)などの声が寄せられた。
「保護者が手伝った夏休みの宿題」について聞いたところ、「自由研究」37.8%が最も多く、次いで「読書感想文」21.0%。一方、「手伝わない」と答えたのはわずか12.4%で、9割近くの保護者が子どもの夏休みの宿題を手伝っていた。
「どのような場面で手伝ったか」を尋ねると、自由研究のアイデア出しから、作文の添削、なかには「手取り足取り、すべて」という回答もあり、宿題をするよう促すだけでは難しい現実が明らかになった。
「夏休みの宿題を手伝う際にどこからヒントを得ているのか」を聞いたところ、「インターネット」からの情報が参考になったという保護者が最も多く、特に「自由研究」や「図画工作」などアイデアを出すもので多く活用されていた。
また、「子どもの夏休みの宿題を負担に感じたことがあるか」を尋ねたところ、半数以上(55.0%)が「ある」と回答。だが、その一方で、「夏休みの宿題は必要か」という質問には、約8割(82.4%)の保護者が「必要」と回答している。
「必要」な理由については、「長い夏休みを有意義に過ごすために」という意見が最も多かったが、すべての宿題について必要というわけではなく、一部は必要ないという意見も多く寄せられた。
夏休みの宿題にまつわるハプニングやエピソードを聞いたところ、「算数のドリルを溜めすぎて残り2日間、徹夜気味で仕上げた際に鼻血を出したことは、今となっては懐かしい思い出」(40代前半・大学1年の保護者)や、「自由研究で子どもがアリの生態を選んだが、知らぬ間に手作りの巣箱から出て行き逃走した」(50代前半・中2の保護者)など、多くのハプニングが寄せられた。
この調査は、小学2年生~23歳以下の子どもがいる、全国の保護者500人を対象に、7月11日~25日にかけて、インターネットで実施した。
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