2022年8月26日
高校生の自分名義の銀行口座所持率は61.7% =ビザ・ワールドワイド調べ=
ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は24日、MMDLaboが運営するMMD研究所と共同で、第1弾として実施した「高等学校の金融教育必修化に関する意識調査(高校生と親のお金に対する意識)」の結果を発表した。
予備調査では15歳~69歳の全国の男女5万人、本調査では高校生481人、高校生の親1000人の計1481人を対象に2022年6月24日~6月28日の期間で実施したもの。
それによると、高校生1534人と高校生の親2503人を対象に、直近1年間で利用している支払方法を聞いたところ(複数回答可)、高校生は「現金」が88.0%と最も多く、次いで「QRコード(バーコード)決済」が31.9%、「カード型の電子マネー」が23.0%となった。高校生の親は「現金」が78.8%と最も多く、次いで「クレジットカード」が73.1%、「QRコード(バーコード)決済」が53.0%となった。
直近1年間における現金とキャッシュレスの利用比率をみると、高校生は「現金のみ利用」が47.3%、「現金とキャッシュレスの併用利用」が40.6%、「キャッシュレスのみ利用」が12.0%となった。高校生の親は「現金のみ利用」が10.0%、「現金とキャッシュレスの併用利用」が68.8%、「キャッシュレスのみ利用」が21.2%となった。
高校生1534人を対象に、高校生の自身によるお金の管理の実施について聞いたところ、「管理している」が50.1%となった。続いて、お金の管理をしていると回答した高校生769人を対象に、自身で行うお金の管理方法について聞いたところ(複数回答可)、「財布の中身のみで残高を確認している」が29.3%と最も多く、次いで「銀行口座の残高をアプリで確認して管理している」が21.7%、「紙媒体(家計簿・お小遣い帳など)で管理している」が20.2%となった。
予備調査から高校生481人を抽出し、お金の管理で意識していることについて聞いたところ(複数回答可)、「お金を貯めるために節約を意識している」が23.1%と最も多く、次いで「お金を使う時は計画的に使うようにしている」が22.9%、「将来必要となるお金について、考えるようにしている」が20.2%となった。
高校生1534人を対象に、自分名義の銀行口座の所有について聞いたところ「所有している」のは61.7%となった。
予備調査から高校生481人と高校生の親1000人を抽出し、国際ブランド(Visa、JCB、Mastercardなど)がついているデビットカードを15歳もしくは16歳以上から利用することができることの認知について聞いたところ、認知率は高校生が20.0%、高校生の親が16.9%となった。
デビットカード未利用の高校生475人とデビットカード未利用の高校生の親906人を対象に、国際ブランドのデビットカードの利用意向(高校生に対しては自分自身が利用したいか、親に対しては高校生の子どもに利用させたいか)について聞いたところ、高校生の利用意向は32.8%(「利用したい」「やや利用したい」の合算割合)で、高校生の親は15.6%(「利用させたい」「やや利用させたい」の合算割合)となった。
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