2022年8月31日
小中学生が避難時に持っていく物、TOP3は「スマホ」「お金」「飲み物」=「ニフティキッズ」調べ=
ニフティは30日、同社の子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、全国の小中学生1431人を対象に実施した、「防災に関するアンケート調査」の結果をまとめたレポートを公開した。
それによると、「防災のために普段から気をつけていることはあるか」を聞いたところ、45%の小中学生が「ある」と回答。「ない」は55%だった。
具体的に「どんなことに気をつけているか」を尋ねたところ、「地震などで家具が倒れてこないように突っ張り棒などで固定している」、「避難場所を確認したり、非常食を常備したり」、「いつでも避難できるように避難経路の確保」といった声が寄せられた。
「ハザードマップを逐一確認する」、「外にいても公衆電話から連絡がとれるように常に小銭を持ち歩いている」といった意見もみられた。
「災害が起きたとき、おうちの人と集合する場所を決めているか」を聞いたところ、小中学生の2人に1人(50%)が「決めている」と回答。「おうちの近くの避難所がどこにあるか知っているか」については、9割近く(89%)の小中学生が「知っている」と回答した。
「おうちに防災セットはあるか」を聞いたところ、50%が「ある」と回答。一方「ない」と答えたのは20%で、残りの30%は「わからない」だった。
学校で行われている「避難訓練の頻度」については、「2~3カ月に1回くらい」37%が最も多く、以下、「半年に1回くらい」28%、「月に1回くらい」17%などが続いたが、「避難訓練はない」も2%いた。
これまでに体験したことがある「防災に関する取り組み」を尋ねたところ、「防災に関する映像を見る」81%が最多で、以下、「地震体験」60%、「消火訓練(消火器の使い方)」49%、「けむり体験」45%、「着衣泳(服を着て泳ぐ訓練)」43%などが続いた。
ほかにも、「VRによる災害体験」や「防災キャンプ」、「強風・大雨体験」、「消防士からの話を聞く」など、様々な取り組みが寄せられた。
また、「もし避難することになったら何を持っていくか」を聞いたところ、第1位は「携帯電話・スマホ」61%だった。2位以下は、小学生と中学生で順位はやや異なるものの「お金・さいふ」56%、「飲み物」55%、「食べ物・おかし」54%と続いた。
ほかにも、「推しグッズ」14%や「ぬいぐるみ・人形」13%、「本・マンガ」11%、「ゲーム機」9%、「スポーツ用品(ボール、ラケットなど)」1%などの回答が集まった。
また、「もし避難所生活になったら、ボランティアで来てくれそうな有名人はだれか」を尋ねたところ、ゆず、HIKAKIN(ヒカキン)、相葉雅紀、あばれる君、サンドウィッチマンなどの名前が挙げられた。(敬称略)
この調査は、小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者を対象に、7月8日~8月1日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1431人。
関連URL
最新ニュース
- プログラミング学習「ライフイズテック レッスン」、葛飾区の全公立中学校に導入(2024年10月10日)
- nucwatt、「高校時代にやっておくとよいことランキング」アンケート調査を公開(2024年10月10日)
- 小学生の頃の給食、69.6%の男女が「楽しみだった」と回答=NEXER調べ=(2024年10月10日)
- 小中学生の20%以上が「転塾」を経験=塾選調べ=(2024年10月10日)
- インクルーシブ保育を実施している保育園は66.3% 2020年から6.0ポイント増=明日香調べ=(2024年10月10日)
- 不登校・発達障がい進路進学の情報サイトが「子供の高校進路希望先の決め方」調査結果(2024年10月10日)
- 3割の就活生が就職活動の挫折経験は「人生の中でもショックな体験」=マイナビ調べ=(2024年10月10日)
- 4割以上の学生が、3年生の9月末時点で「選考参加を決めている企業がある」=学情調べ=(2024年10月10日)
- Pestalozzi Technolog、茨城・小美玉市教委が体力テストデジタル集計システム「ALPHA」導入(2024年10月10日)
- Pestalozzi Technology、茨城県常総市教委が体力テストデジタル集計システム「ALPHA」導入(2024年10月10日)