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2022年9月1日

私立「神山まるごと高専」、2023年4月の開校が決定

私立高等専門学校「神山まるごと高専」は8月31日、文部科学省の大学設置・学校法人審議会から審査判定を「可」とする答申が公開されたと発表した。

同校は、19年ぶりの新設の高専として、昨年10月から文科省に設置認可申請・寄附行為認可申請を行ってきた。

今回の答申を受け、国内58校目の高専として、「テクノロジー×デザイン×起業家精神」が三位一体となった新たな学びが、来年4月から徳島県神山町の地でスタートする。

同校は、5年制の高専で、テクノロジー、デザイン、起業家精神といった、これからの社会に必要な3つの軸を中心としたカリキュラムを通して、社会を切り拓く「モノをつくる力で、コトを起こす人」の育成を目指す。

1学年40人、合計200人の学生が、地方創生で有名な徳島県神山町で暮らしながら学ぶ全寮制の学校。今秋に入学試験を予定しており、入試要項などの受験詳細は近日公開予定。

大学などの傘下ではない民間主導の高専として、企業版ふるさと納税なども活用した21億円を超える寄付金、21人の教員を独自で集めてきた。また、現役起業家約50人が講師となる「起業家講師」の特別講義なども構築。

奨学金基金と長期的な寄付で、年間200万円かかる学費の実質無償化にも取り組んでおり、すでに1期生の無償化を発表している。

【学校概要】
開校時期:2023年4月
設置場所:徳島県名西郡神山町神領字西上角および徳島県名西郡神山町神領字大埜地
入学定員:1学年40人
修業年限:5年
就学スタイル:全寮制
学費:200万円/年間(給付型奨学金の提供で第1期生は実質無償)
教員数:21人
設立学科:デザイン・エンジニアリング学科
カリキュラム

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