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2022年9月12日
NVIDIA、滋賀大学との連携で「DLI データサイエンス教育キット」日本語版を提供開始
NVIDIAは8日、NVIDIAが提供するデジタルスキル育成プログラムDeep Learning Institute(DLI)から、「DLI データサイエンス教育キット」日本語版の提供開始を発表した。
同教育キットは日本のデータサイエンス教育の普及を目的に、滋賀大学とのコラボレーションによって翻訳された教育用教材。教育機関に所属する教員は無償でダウンロードし、データサイエンスの教育に活用することができる。
「DLI データサイエンス教育キット」の英語版は、ジョージア工科大学とプレイリー ビュー A&M 大学の研究チームがNVIDIAと共同開発した教材。ダウンロード可能な講義用スライドや演習課題、DLI オンライン トレーニングへのアクセス権、クラウドの GPU インスタンスのクレジット等が含まれる。教員が最新技術を自ら学んだうえで、教材や演習、そして学生の理解度を評価するためのテストやクイズ等をゼロから作成するのは非常に大変だが、NVIDIAはこれらをパッケージにして提供することで教員の負担を軽減し、効率的に充実したカリキュラムを策定するのを支援している。
同キットを通じてデータサイエンスの様々な領域の基礎と応用の学習が可能であり、データ収集、前処理、NVIDIA RAPIDSによるアクセラレーテッド データサイエンス、スケーラブルで分散されたコンピューティング、GPUで加速された機械学習やデータ ビジュアライゼーションとグラフ解析の分野をカバー。また、コンテンツには公平性やデータバイアス、マイノリティなど、文化的な責任に関するトピックも含まれており、講義用スライドは計1000ページ以上にのぼる。
滋賀大学は2017年に日本初のデータサイエンス学部を設置しており、いちはやくAIを含むデータサイエンス教育に取り組んできた。滋賀大学はこれまでも教材の開発に注力してきたが、NVIDIAの「DLI データサイエンス教育キット」はその豊富な内容から、日本のデータサイエンス教育に極めて有用なものであると考えたため、データサイエンス学部の教員と学生がNVIDIAとともに昨年より日本語化に取り組んできた。データサイエンス研究科の授業ですでに同教材が活用されている。
「DLI データサイエンス教育キット」の日本語版は、教育機関の教員であれば誰でも無償で利用できる。登録ページにアクセスして申込む。NVIDIA の承認後、「DLI データサイエンス教育キット」だけでなく、すでに提供中の「ディープラーニング教育キット」の日本語版を含め、4種の教育キットがすべてダウンロード可能になる。なお、申込みには無料の NVIDIA 開発者アカウントの作成が必要。
なお、9月19日から22日までオンラインで開催されるAIカンファレンス「NVIDIA GTC」では、DLIのさまざまなワークショップを用意。GTCの参加登録者は2 時間のトレーニング ラボ(無料)に参加できるほか、149 ドルの割引価格で終日開催のワークショップにも参加できる。「アクセラレーテッド データ サイエンスの基礎」と題した初心者向けの日本語のワークショップが9 月 22 日 (木) 9:00 ~17:00 (日本時間) に開催される。
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