2022年9月16日
昭和大学×富士通Japan、診療支援AI技術の開発に向けた共同研究を開始
昭和大学と富士通Japanは15日、医師の診断支援による医療水準の均てん化や診療業務の効率化を目指し、昭和大学横浜市北部病院の臨床現場において、電子カルテシステムに入力された診療データから即時に疾病を予測し、治療方針の候補などを医師に提案する診療支援AI技術の開発に向けた共同研究を9月から開始すると発表した。
本共同研究では、医療分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を通じた患者サービスの質の向上を目指し、主訴や患者所見などの電子カルテシステムに記載されたテキストデータと病院に蓄積された過去の診療データから総合的にデータの関連性、類似性を数値化し、疾患分類を評価する新たな診療支援AI技術を研究開発する。
これにより迅速な鑑別診断を可能とし、診療業務の効率化を実現する。さらに、昭和大学の倫理審査で承諾を得た昭和大学横浜市北部病院が保有する匿名化された診療データを用いて、開発したAI技術の有効性の検証と評価を行い、同病院での本運用に加え、他の昭和大学附属病院に向けたサービス提供や研修医向け教育コンテンツへの展開など、昭和大学病院グループの診療全体への寄与を目指すという。
国内の一般病院における電子カルテシステムの普及率は60%に近づきつつあり、昨今、蓄積された診療データの利活用は、大学病院などの大規模医療機関における研究分野にとどまらず、診療や経営の改善に向けた統計データとしての活用など、ヘルスケア業界をはじめとする様々な業界で期待が高まっている。
本共同研究で開発する診療支援AI技術により、診療業務の効率化や重要な疾患の見落とし防止など、医師を幅広く支援するとともに、医療水準の均てん化にも貢献。さらに、電子カルテシステムとの連携による診療業務の効率化や、医療従事者の働き方改革を支援する新たな仕組みの構築などの医療分野におけるDXを推進していくことで患者サービスの質の向上につなげていく。
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