2022年9月21日
AI対話エンジン「PKSHA Chatbot」、京都橘大学が窓口業務の省人化で導入
PKSHA TechnologyグループのPKSHA Workplaceは20日、同社の深層学習と自然言語処理 (NLP) を活用したAI対話エンジン「PKSHA Chatbot」(パークシャ・チャットボット)が、窓口業務の省人化・可視化を目的に京都橘大学に導入されたと発表した。
同学では、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取組みを進める中で、窓口業務の省人化・可視化に向け包括的にプロジェクトを進めてきたが、近隣大学など多数の導入実績がある同社との連携と同大通信教育課程への新規導入検討が進み、PoC(Proof of Concept:概念実証)の実施を決定。
PoCでは、窓口の効率化に加え、①「精度」(学内の用語を正確に回答できるか)、②「運用性」(業務部門でも既存の運用に加えて、問題なく管理・運用できるか)、③「データ活用」(学生の集約や、入学の資料請求につながるようなマーケティング用途で活用できるか)、の3点を重要視。
その結果、通信教育課程メンバーによる1カ月間の試験運用を通じて、各メンバーが通常の運用に加え、資料請求につながるような運用フローを問題なく組めることが確認できた。
また、「PKSHA Chatbot」は、Microsoft Teamsと連携している唯一のチャットツールで、大学内で広く浸透しているMicrosoft Teamsとの連携を通じた将来的な活用が見込まれることも、今回の導入決定の要因として評価された。
チャットボットによる1次応答の対応だけでなく、最終的な有人対応を組み合わせることで、Microsoft Teams上で在学生からの問合せを集約できる可能性も見据えられている。
また、学生からの問合せだけでなく、大学教職員間のコミュニケーションにも活用できるテーマとしても期待されている。
同学では、短期的には「PKSHA Chatbot」の通信教育課程での活用と定着化を進めていくが、同時に実運用での問題点を整理しながら通学課程や教職員全体にも利用を促進させ、中長期的に導入範囲を学内全体へと拡大する予定。
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