- トップ
- 企業・教材・サービス
- WizWe、「企業内定者語学研修における研修前能力別の学習推移」の論文を発表
2022年10月25日
WizWe、「企業内定者語学研修における研修前能力別の学習推移」の論文を発表
WizWe(ウィズウィー)は、8月10日~9月10日にかけて開催された「日本教育心理学会第64回(2022年)総会」で、「企業内定者語学研修における研修前能力別の学習推移~Smart Habitを用いた18週間の英語学習を対象とした事例~」と題する論文を発表した。
同論文は、WizWe総研主任研究員の丹野宏昭Ph.D.がまとめたもので、習慣化プラットフォーム「Smart Habit」を使った内定者語学研修事例から、研修前後の英語能力と学習量の関連を検討した。
それによると、もともと英語能力が高い学習者ほど研修中の学習量が高く、英語能力も向上することが判明。
最終学習進捗の達成率(目標値200レッスンが基準)をもとに、「120%以上」、「100~119%」、「未達成(100%未満)」の群に分けて、研修前後のTOEICスコアを比較すると、最終学習達成率が高いほどスコアが高かった。
また、群ごとの学習進捗推移は、研修の初期から「未達成群」の学習量は目標値に到達せず、「100~119%達成群」は目標値に近い推移を示した。
したがって、学習量の推移は1次元的に規定されており、研修初期の学習の様子から最終的な学習目標達成・未達成が推定できる。
こうしたことから、もともとの英語能力の高低が研修時の学習量にも影響し、その結果として語学能力の伸びも規定していると考えられることが分かった。
論文の調査概要
対象者:日本の電子部品メーカー(従業員数1万人以上)の内定者研修プログラムの参加者
研修期間:2020年10月~2021年2月に開講(18週間)
分析対象:2021年4月に入社予定の内定者116人(研修受講時は全員大学在学中、内定辞退者2人を除く)
調査方法:
・研修開始前にTOEICスコアを自己申告
・研修終了後に効果測定としてTOEICスコアの測定をすることを事前告知
・学習目標量達成だけではなく、TOEICスコアを伸ばすことを意識し、英語能力の向上を最終目標とするよう、研修担当者から通達
・TOEIC対策の英語学習アプリを利用
・学習目標は、期間中に規定量の個人学習(200レッスン)を達成すること
・週ごとの学習量に応じて週に1回、習慣化サポーター(学習伴走者)から「Smart Habit」アプリを通じてフォローメッセージを送信
関連URL
最新ニュース
- CFC、「能登半島地震で被災した子どもの学び実態調査」の結果を発表(2024年11月22日)
- 親が選ぶ子どもに通わせたいプログラミング教育の条件とは? =「プロリア プログラミング」調べ=(2024年11月22日)
- ザクティ、長野県池田工業高校の遠隔臨場体験でウェアラブルカメラが活躍(2024年11月22日)
- 北九州市立大学、高校生向けテクノロジ・イノベーション教育事業「GEEKKイニシアチブ」を開始(2024年11月22日)
- ICT CONNECT21、水曜サロン 安藤昇氏「生成AIで変わる教育の未来」12月4日開催(2024年11月22日)
- 朝日出版社、デジタル・文法指導セミナー「CNN Workbook Seminar 2024」大阪・福岡で開催(2024年11月22日)
- 「未来の学習コンテンツEXPO 2024(冬期)」12月25日開催 企業の協賛案内を開始(2024年11月22日)
- キャスタリア、「ケニアの教育とICTの未来を考える特別セミナー」を開催(2024年11月22日)
- Mulabo!、小学5・6年生対象「親子でプログラミングを体験しよう!」12月横浜で開催(2024年11月22日)
- 教育プラットフォーム「Classi」、「学習トレーニング」機能内に動画を搭載(2024年11月22日)