- トップ
- 企業・教材・サービス
- スタディメーター、学生のアイデアから生まれた英文作成サービス「Transable」無料公開
2023年1月17日
スタディメーター、学生のアイデアから生まれた英文作成サービス「Transable」無料公開
スタディメーターは13日、英文作成サービス「Transable(トランサブル)」を発表した。
「Transable」は、入力した日本語文を英語文に自動翻訳すると同時に、翻訳された英語文の文法チェックも行うことができる。また、完成した英語文を日本語文に逆翻訳して、意図した通りの英語文が作成できているかどうかもすぐに確認できる。自動翻訳にはDeepL、文法チェックにはGrammarlyのAPIを活用しており、高い精度で翻訳と文法誤りの指摘を実現する。同サービスは、ユーザー登録不要で誰でも利用することができる。
このサービスは、スタディメーターのスタッフである立命館大学の大学院生のアイデアから生まれた。同スタッフは、英語論文を作成するためにAI翻訳ツールを活用していたが、単純な日英翻訳だけでは英文法に誤りが出ることや、細かいニュアンスを正確に表現できないことに課題を感じていたという。そこで、日英翻訳のあと、文法チェックツールを活用した文法の修正や、日本語への逆翻訳を利用したニュアンスの調整を行うようにしたところ、翻訳の精度が高まり、自信を持って英語論文を作成できるようになった。
同スタッフは、この手法による英語論文作成作業をさらに効率化するために、日英翻訳・文法チェック、日本語への逆翻訳を1画面で行えるサービスのアイデアを考案。また、この手法は英語のライティング学習にも効果が期待されており、立命館大学の生命科学部、薬学部、スポーツ健康科学部、総合心理学部で展開される独自の発信型英語教育「プロジェクト発信型英語プログラム(Project-based English Program: PEP)」において、AIを活用した英語学習の実証実験ツールとして導入が検討されているという。
スタディメーターでは、スタッフが自身のアイデアを社会実装するための学びをサポートしており、同サービスはその企画の第2弾。同サービスを実装した学生スタッフは、1からサービスデザインやプログラミングを学習し、約1カ月で企画から実装までを実現した。
今後は、同サービスを活用した英語学習を広めるため、UI改善のほか、最初の日本語と逆翻訳の一致度を評価する仕組みの導入や、ライティング以外の英語学習でも活用できるような機能拡張を行っていく計画だという。
関連URL
最新ニュース
- 「仕事とAI」、約3割が「自分の仕事が代替される可能性がある」と実感= NEXER 調べ=(2025年12月25日)
- ガクシー、高校生・大学生・保護者を対象に「学びとお金の調査2025」実施(2025年12月25日)
- 英語学習者の8割が挫折と悩みを繰り返す”学習ゾンビ化” =レアジョブ調べ=(2025年12月25日)
- 小中高校生の日常生活に関する調査2025、お年玉・楽しい時間など=学研ホールディングス調べ=(2025年12月25日)
- 11カ国調査で見えた親の「子ども観」が「将来への期待」に与える影響=スプリックス教育財団調べ=(2025年12月25日)
- BREXA Technology、運送業向けeラーニングシステム「Logi Learn」提供開始(2025年12月25日)
- システム ディ、校務支援クラウドサービス「School Engine Web出願システム」山形県教育局が導入(2025年12月25日)
- 鳥羽商船高専、商船学科学生が「クラウド型船員労務管理」を体験(2025年12月25日)
- SAMURAI、埼玉県立蕨高校で「生成AI活用した探究学習」の授業を実施(2025年12月25日)
- 岡山大学、教員免許・保育士資格希望者へ「こども性暴力防止法」施行に伴う留意事項(2025年12月25日)











