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2023年3月20日

鹿児島高専、鹿児島県警から出前講座に尽力した学生へ感謝状授与

児島工業高等専門学校は16日、鹿児島県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課から同校の生徒2名に感謝状が授与されたと発表した。

鹿児島高専電子制御工学科5年の原田耀太さん(左)と川畑匡史さん(右)

同校は2019年から、K-SECサイバーセキュリティ人材育成事業を進める国立高等専門学校機構と共に、同事業に関連する活動を推進してきた。その具体的な活動の1つに、学生ボランティアによる小中学校への出前講座があり、同校の学生がボランティアの一環として取り組んできた。

2月16日にこれまでの活動に対して、鹿児島県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課から、電子制御工学科5年の原田耀太さんと川畑匡史さんに感謝状が授与された。

感謝状を手渡した、鹿児島県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課の池田理事官からは、「生活から欠かすことの出来なくなったインターネットを安全に利用するためには継続的な啓蒙活動が重要」であること、また氷室校長からは「原理的に安心して使える様な技術を開発して欲しい」旨の話があった。

K-SEC(ケー・セック)は、国専機構におけるサイバーセキュリティ人材育成事業(KOSEN Security Education Community)のこと。専門分野において「守るべきものは何か」を考えられる技術者になるために、機械・建築・土木・電気/電子・材料・生命など工学分野の技術者が持つべきセキュリティ意識や技術を身につけさせる。また情報系技術者には、社会で必要とされているサイバーセキュリティ技術を身につけさせることを目指す。

個人から企業、官公庁や社会基盤にいたるまで、インターネットを活用した情報の受発信(インターネット・テクノロジー=IT)は重要な役割を担っている。一方で、その脅威であるサイバー攻撃は多様に進化し続けている。そこで、ITを悪質な攻撃から守るために、サイバーセキュリティに特化したスキルの高い人材が求められている。K-SECは、そうした貴重な人材輩出の役割の一角を担う。

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