2023年3月27日
大学中退の理由、3割以上が「学びがいが感じられなかったから」と回答=NSGカレッジリーグ調べ=
NSGカレッジリーグは24日、大学を中退して、現在正規雇用として働いていない19~25歳の305人を対象に実施した、「大学中退者に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「大学を中退した理由」を聞いたところ、最も多かったのは「学びがいが感じられなかったから」32.8%で、以下、「自身のレベルに合わなかったから」24.6%、「メンタル面のサポートがなかったから」20.3%、「経済的に在学が厳しくなったから」19.7%、「就職に繋がらないと感じたから」16.1%などが続いた。
「元々の大学(中退済み)への進学を決めた理由」を聞いたところ、「専門的な知識が学べると思ったから」47.5%、「就職に有利だと思ったから」25.2%、「なんとなく」20.7%、「周りの勧め」16.7%というものだった。
また、「今思えばもっとやっておけば良かったと思うこと」を尋ねたところ、「自己分析」32.8%、「大学進学以外の進路の検討」29.2%、「複数校のオープンキャンパス参加」23.6%、「周囲への相談」20.0%、「職業研究」16.1%、「併願受験」7.5%などが挙げられた
進路活動時、「今思えば専門学校も検討しておけばよかったと思うか」と質問したところ、「そう思う」が38.4%、「元々検討対象に入れていた」が22.6%で、「そう思わない」は23.9%。
「専門学校を検討しておけばよかった」と思う理由、「元々検討対象に入れていた」理由を聞いたところ、「資格の取得ができそうだから」54.8%、「学んだことを生かせる仕事に就けるから」50.0%、「より就職に結びつきやすいから」37.1%、「卒業までにかかる年数や費用が比較的少ないから」24.7%、「自身のレベルにあった学習ができるから」23.1%などが挙げられた。
「専門学校を進路検討対象にする場合、どのような点を重視すべきだと思うか」を尋ねたところ、最も多かったのは「就職率・資格取得率が高い」60.8%で、以下、「自身の就きたい職業に特化している」43.0%、「学費サポート制度が充実している」37.1%、「自分が成長できる」36.0%、「個別にサポートしてくれる」30.1%が続いた。
また、高校在学中に専門学校の「大学併修制度」を知っていたら利用したいと思ったか、と質問したところ、「そう思う」が46.8%、「そう思わない」が18.4%だった。「大学併修制度」は、専門学校で資格や技術を身につけながら、大学のカリキュラムを学び、専門学校と大学の卒業資格を同時に取得できる制度。
専門学校の進学に限らず、「将来的に資格や専門的な知識を身につけてステップアップ(キャリアアップ)したいと思うか」と質問したところ、「はい」が69.8%、「いいえ」が14.1%。
資格や専門的な知識の習得にあたり、「専門学校への再進学や学び直しも検討対象に入れたいと思うか」との質問には、58.2%が「はい」と回答。「いいえ」は24.4%だった。
この調査は、大学を中退し、現在正規雇用として働いていない19~25歳を対象に、2月10日〜17日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は305人。
関連URL
最新ニュース
- CFC、教育格差解消をめざす「スタディクーポン事業」が神奈川県綾瀬市で政策化(2024年7月26日)
- 公立中学校の部活動改革、母親の半分以上が知らない =インタースペース調べ=(2024年7月26日)
- インヴェンティット、大分県豊後大野市立菅尾小学校の「mobiconnect」導入事例を公開(2024年7月26日)
- アルー、教育者の主体的な学びのためのプラットフォームがローンチ(2024年7月26日)
- 生成AI英語対話サービス「ELSA Speak」、関西大倉中学・高校が導入(2024年7月26日)
- C&R社、「AIを使ってJavaScriptを書いてみよう」のアーカイブ映像を無料配信(2024年7月26日)
- ミカサ商事、教職員向け「校務の効率アップ!Google スプレッドシート 実践活用法」8月3日開催(2024年7月26日)
- 東京電機大学、中・高校生対象「電子情報・生体医工学系オンラインセミナー」開催(2024年7月26日)
- 「大学におけるオープンバッジ活用セミナー ~成城大学~」8月8日開催(2024年7月26日)
- ミエタ、教職員向けの「社会とつながる探究学習のカリキュラム開発・授業運営研修」8月開催(2024年7月26日)