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2023年3月27日

東北大学、クラウドを活用した次世代型研究者データベースを構築

東北大学は22日、学外の論文情報データベースと、学内に蓄積された人事・研究費・教育実績等の多種多様なフォーマットのデータをアマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウドサービスで構築したデータレイクに集約し、瞬時に評価・分析・可視化が可能なシステムを開発したと発表した。これにより、次世代型研究者データベースを構築、エビデンスベースの業績評価を効率化した。

AWS上のデータレイクで構築された研究者データベースの模式図

現在、大学には国際的プレゼンス向上、若手研究者の登用、多様性と包摂性、産学連携推進など、様々な課題がある。これら課題解決の一助として、研究者の多様な業績を効率的に集積し、エビデンスベースで評価・分析するシステムの構築が求められている。同大学は、学外の論文情報データベースと、学内に蓄積された人事・研究費・教育実績等の多種多様なフォーマットのデータをアマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)のクラウドサービスで構築したデータレイクに集約し、瞬時に評価・分析・可視化が可能なシステムを開発した。

これにより、論文被引用数等の画一的指標に限らず、共同研究、学生指導、管理運営の実績が自動的に集積され、より多面的でエビデンスベースな研究者の評価・分析が可能となる。同時に、大学経営戦略のDX、研究者の研究時間確保への貢献も期待される。

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