2023年5月15日
エクサウィザーズと大阪大学 産業科学研究所、認知症診断支援のプログラム医療機器を事業化
エクサウィザーズと大阪大学産業科学研究所は、認知症診断を支援するAIアプリケーションの医療機器の独占的開発と、将来的な販売について基本合意したことを発表した。
大阪大学産業科学研究所が保有する関連特許と、エクサウィザーズが保有する独自のAI技術を活用し事業化に向け協力し、認知症の早期診断・治療という社会課題の解決につなげていく。
AMED(日本医療研究開発機構)での研究を通じて大阪大学 産業科学研究所の八木康史教授が開発してきた認知症の判定モデルに関する特許について、エクサウィザーズが独占的な実施許諾を受け、お互いに連携してAIアプリケーションを開発。夏までに規制当局との薬事相談を開始し、医療機器としての早期承認を目指す。実現すると認知症診断分野では初のSaMDになると期待される。
SaMD(Software as Medical Device)は、AIアプリケーションなどのソフトウェアで実装するプログラム医療機器。特にAIを搭載したSaMDは米国、ドイツ、インドなどで開発に向けた環境整備や実用化が進んでいる。従来の医療機器と比較して比較的早期にかつ低コストに開発でき、スマートフォンなどのウェアラブルデバイスに搭載できる。
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