2023年5月25日
管理職、あらゆる面で「学部卒」部下より「大学院修了」部下を高く評価=アカリク調べ=
アカリクは24日、大学院修了をしている部下がいた経験がある全国の総合職管理職108人を対象に実施した、「総合職管理職から見た大学院修了部下の意識調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、「大学院修了者の部下は学部卒の部下と比べ、論理的思考力をどう評価しているか」と質問したところ、「非常に高い」が17.6%、「やや高い」が47.2%で、「変わらない」は32.4%だった。逆に「やや低い」0.9%、「かなり低い」1.9%もいた。

「大学院修了者の部下は学部卒の部下と比べ、仕事を丁寧にこなしていると感じるか」と聞いたところ、「非常にそう感じる」が13.9%、「ややそう感じる」が42.6%で、「あまりそう感じない」は25.9%、「全くそう感じない」は0.9%だった。

「大学院修了者の部下は学部卒の部下と比べ、業務への提案頻度が多いと感じるか」との質問では、「非常にそう感じる」が13.9%、「ややそう感じる」が33.3%で、「あまりそう感じない」は28.7%、「全くそう感じない」は7.4%だった。

また、「大学院修了者の部下は学部卒の部下と比べ、業務推進力などが高いと感じるか」との質問では、「非常にそう感じる」が15.7%、「ややそう感じる」が37.0%で、「あまりそう感じない」は25.9%、「全くそう感じない」は4.6%。

「大学院修了者の部下は学部卒の部下と比べ、他にどのような違いがあると思うか」と尋ねたところ、「論理的思考力が高い」52.8%、「データ分析能力が高い」45.4%、「専門的な知見がある」40.7%、「自己管理能力が高い」25.9%、「長期的視野がある」25.0%、「問題解決能力が高い」22.2%などが挙げられた。
そのほか、「学習意欲が高い」や「優秀で頼りになる」など59の自由回答も寄せられた。

「大学院修了者の部下に関するオンボーディング(教育・育成プログラムの1つで、新しく組織に入ったメンバーに対して手ほどきをおこない、早期の即戦力化を促し離職を防ぐ方法)に関して、課題を感じたことはあるか」と質問したところ、「非常に課題を感じる」が21.3%、「やや課題を感じる」が45.4%で、「あまり課題を感じない」は27.8%、「全く課題を感じない」は5.6%だった。

また、「大学院修了者の部下に関するオンボーディングに関して、課題に感じた部分」を聞いたところ、「大学院修了者の部下が持っている専門知識を活かせる研修が組みにくい」が44.4%、「大学院修了者向けのオンボーディング用コンテンツがない」が40.3%、「どのように教えたら良いのかわからない」が34.7%という回答になった。

一方、「大学院修了者の部下に関するオンボーディングに課題を感じない理由」を聞いたところ、「十分なレベルの知識が備わっており、オンボーディングの内容が定着しやすいから」が30.6%、「学部生部下よりも学習意欲が高いから」が25.0%、「自主性が備わっており、自らキャッチアップしていくから」19.4%などが挙げられた。
この調査は、大学院修了をしている部下がいた経験がある全国の総合職管理職を対象に、5月11・12日にインターネットで実施した。有効回答数は108人。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













