2023年6月5日
CA Tech Kids×善通寺市、小中学生のプログラミング教育支援などで連携協定
CA Tech Kids(シーエーテックキッズ)は2日、香川県善通寺市と、デジタルシティズンシップ推進に係る連携協定を締結したと発表した。
同協定は、新しいテクノロジーがもたらす機会を主体的に考え、その利活用や、情報に基づいた選択ができるようになるための規範「デジタルシティズンシップ」を推進することを目的としたもので、5月31日に同市役所で締結式を行った。
また、協定締結式と同日に、約30人の同市職員に、米OpenAI社が開発した大規模言語モデルを用いた高度な対話型AI「ChatGPT」(チャットジーピーティー)の研修を実施。
参加した職員からは「ChatGPTの得手不得手を理解することができた」、「新技術に尻込みすることなく、冷静に把握しながら、技術に使われるのではなく、まちの未来のために技術を使いこなしたいと思う」といった感想が寄せられた。
同社は、2019年から同市の小学校のプログラミング教育に全面的な支援を行っており、取り組みから5年目を迎え、より幅広く対象や内容を広げ、多くの同市民のリテラシー向上に寄与するため、今回、同協定を締結した。
同協定では、具体的には①小学生のプログラミング教育支援、②中学生以上を対象とした、より発展的なプログラミング学習支援、③市職員などへの「ChatGPT」研修、の3点に取り組んでいく。
「小学生のプログラミング教育支援」については、コロナ禍の影響でオンラインを活用して実施していたプログラミング授業を、今年度からは、同社の講師が現地の学校で行う授業を再開する。
また2020年から、市内の小学生が継続的にプログラミングに取り組む目標となるべく「善通寺市キッズプログラミングコンテスト」を市が主催しており、その運営を同社がサポートしている。
「中学生以上を対象とした、より発展的なプログラミング学習支援」については、2023年に同市総合会館がリニューアルした新たな学び・交流の場「ZENキューブ」で、無償で利用できるプログラミング自習室を開設する。
同社が独自に開発をしたe-Learning教材を使い、中学生以上の市民は誰でも自由にプログラミングが学べる場を提供。e-Learning教材では、発展内容として本格的なテキストコーディングを学習することができ、プログラミングに意欲ある子どもたちの学びを支援していく。
また、市職員への「ChatGPT」研修については、市職員を対象に、「ChatGPT」の利活用方法や、リスクなどの留意事項を含めてAI技術との付き合い方についての研修を行う。「ChatGPT」に入力された情報がAIの学習に利用される可能性があることを踏まえ、機密情報や個人情報を扱わないものとし、情報の安全な管理を徹底する。
協定締結式の5月31日に、約30人の同市職員を対象に実施した研修は、その第1弾。
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