2023年6月15日
保育園における請求・集金のキャッシュレス決済の導入率は5.5% =コドモン調べ=
コドモンは13日、保育・教育施設向けICTサービス「コドモン」を利用する保育施設の園長を対象に実施した「保護者への請求・集金に関する現状と課題に関する調査」の結果を発表した。

それによると、「Q1 毎月の請求・集金のための事務作業に要している時間について、最も当てはまるものを1つお選びください」の問いには、「30分以上〜1時間未満」の回答が最多の26.0%という結果だった。
ただし「1時間以上〜2時間未満」が24.0%、「2時間以上〜3時間未満」が16.9%と、毎月の請求・集金作業に要する時間は、施設ごとでばらつきが比較的少ないことがうかがえる。また、「3時間以上〜4時間未満」が4.7%という結果になり、施設の中には請求・集金作業が長時間かかるケースがあることもわかった。

「Q2 貴園で対応している保護者向けの請求・集金方法をすべてお選びください」の問いには、現金での請求・集金を行っているという回答は57.5%と過半数以上の施設で現金を使っていることがわかった。また、77.6%と最多の回答だった口座振替の場合でも現金を併用しているとした回答は38.6%の結果となり、完全に現金回収業務がなくなっていない施設が約60%あることがわかった。
キャッシュレス決済(クレジットカード・QRコード・ICカード決済)を行っていると回答した施設割合は全体の5.5%程度にとどまり、保育施設でクレジットカードやQRコードを使った電子決済の活用が進んでいない現状がうかがえる。

「Q3 現金回収における課題について、当てはまるものをすべてお選びください」の問いには、「集金や金額確認の手間」が62.6%、「未払い者の管理や督促」が49.2%の結果となり、現金での集計が手間を要していることがわかる。

「Q4 口座振替における課題について、当てはまるものをすべてお選びください」の問いには、過半数を超える50.8%が「振替不能時の督促・振替手配の手間」と回答し最多だった。続いて2位「保護者への振替登録案内の手間」、3位「振替手数料が高額」、4位「金融機関への決済依頼が手間」、5位「入金サイクルが遅い」の結果となった。現金回収時の課題と同じく、口座振替でも手間がかかる点が課題として認識されていることがわかる。

「Q5 現金回収の廃止について、ご意向の有無をお選びください」の問いでは、過半数を超える55.5%の施設が「できるなら廃止したい」と回答する結果となった。すでに現金回収を廃止している施設を含めると、全体の85.0%の施設が現金回収を廃止する方向で進めていることがわかる。

「Q6 キャッシュレス決済(クレジットカード・QRコード・ICカード決済)導入時の課題について、当てはまるものをすべてお選びください」の問いには、「決済手数料が高い」が44.5%、「端末導入費用など初期費用が高い」が42.1%とコスト面での課題の声が多く聞かれた一方で、「クレジットカード等を持たない保護者への配慮」や「自治体から利用を承認されない」といった施設を取り巻く環境やそれに付随する対応を課題と感じていることもわかる。費用負担を課題と感じている回答は、57.9%に上っている。
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