2022年12月2日
ICTサービス「コドモン」利用中の保育施設等対象に「デジタル監査」のアンケート実施 =コドモン調べ=
コドモンは11月30日、保育・教育施設向けICTサービス「コドモン」を利用中の全国の保育施設等を対象に実施した、監査(立入調査)におけるDX状況に関するアンケートの調査結果を発表した。
それによると、「Q1 監査を受ける際に、必要書類の提示ではなくICTシステムの画面確認での監査(デジタル監査)を希望されますか?」の問いには、「全部デジタル監査して欲しい」が47.1%、「一部デジタル監査して欲しい」が43.9%、「書類での監査を希望する」が8.9%となった。
「Q2『コドモンでの監査の経験有無について』書類提示ではなく、 コドモンの画面確認で監査を受けた(一部でも可)ことがありますか?」の問いには、「思う」が65.6%、「思わない」が34.4%となった。
「Q3 監査をコドモンの画面で受けることができたきっかけを教えて下さい。」の問いには、「自治体から」が68.8%、「施設側から」が27.1%、「その他」が4.2%となった。
「Q4『デジタル監査OKの時期』デジタル監査が可能となったのは何年前からでしょうか?」の問いには、「今年から」が52.1%、「3年以上前から」が25.0%、「2年前から」が12.5%、「去年から」が10.4%となった。
「Q5 『デジタル監査の対象』デジタル監査を受けたのは部分的にでしょうか?すべてですか?」の問いには、「部分的に」が66.7%、「すべて」が33.3%だった。
「Q6 『デジタル監査の準備』監査対応への事前準備の負担は減りましたか?」の問いには、「減った」が75.0%、「変わらない」が22.9%、「増えた」が2.1%となった。
「Q7『デジタル監査当日の対応時間』監査当日の対応時間(監査に要した時間)に変化はありましたか?」の問いには、「変わらない」が64.6%、「短くなった」が33.3%、「長くなった」が2.1%だった。
「Q8 監査のやり方を具体的に教えて下さい」の問いには、「保育関係書類は印刷不要。経理や職員に関することは書類での提出だった」「事前提出書類はコドモンからPDF化したが、昨年度は紙面でしか無理と言われた書類まで今年から画面対応可能となった」などの回答があった。
「Q9 紙での監査と比べてよかった点、困った点は何ですか?」については、良かった点では、「検索の速さ。事前準備の書類管理が簡易」「データ保管なので、監査前の準備が楽になった」など、困った点では、「監査担当者が操作に不慣れなためこちらが操作しなければならなかった。紙であれば、担当者のみで読み進められる」といった声が寄せられた。
「Q10 『デジタル監査を実現するには』どのような状況になったらデジタル監査が実現できると思いますか?」の問いには、「全国統一の監査書式をつくる」「必要書類をPDF化するといったさらなる事前準備を減らす」などの回答があった。
「Q11 実地検査を行わないことは、保育の質に影響すると思いますか?」の問いには、「思う」が65.6%、「思わない」が34.4%となった。影響すると思うの理由には、「文書のみの監査だと解釈の違いなどもある。実地のほうが、施設側が気付かない部分まで見てもらえ、アドバイスももらえる」など、影響すると思わないの理由には、「監査対応に追われて日常の保育に支障がでる可能性があり、監査の簡素化を希望している」などの声が寄せられた。
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