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2023年6月20日
FUMIKODA、児童養護施設に入所する子どもたちにIT教育を提供
環境に配慮したものづくりを続けるバッグブランド「FUMIKODA(フミコダ)」を展開するFUMIKODAは16日、児童養護施設に入所する子どもたちにIT教育が受けられる機会を提供したいという想いで2022年度のアクセサリーラインの売り上げの10%を「BLUE FOR JAPAN」に寄付したと発表した。
寄付金は児童養護施設に入所する子どもたちの就労に繋がる「ITスキル向上プロジェクト」に活用される予定。
全国には約600施設、3万人近くの子どもたちが入所する児童養護施設がある。18歳を迎えた彼らは施設を出た後、実家や親戚などの頼る場所がなく、虐待などの心の傷を抱えたまま一人、社会での自立を迫られている。就職後も社会や職場に馴染めずに退職し、そのまま無職になったり、住居を借りたくても保証人が見つからずホームレスになったりするケースが後をたない。特に女子は、サポートがないまま望まない妊娠、出産を強いられ子育てできずに取り残されることもある。
地球や動物、そして人々が持続可能な社会で心地よく暮らせることを願って事業活動を行なっている同社は、子どもたちに就労に繋がる「スキル」と、社会で活躍するための「自信」を身に着けてもらう事を目指しIT教育が受けられる機会の提供に取り組んでいる。2017年から困難な状況にある家庭や子どもたちを支援するためのチャリティーオークションの開催や売上の寄付、バッグの寄贈などにも取り組んできた。
同社が継続的な支援の1つとして実施しているのが、アクセサリーラインの売上の10%を児童養護施設の子どもたちの就労・IT教育のために寄付する活動だ。寄付金はITキャンプやプログラミング教室への参加費用、PC等のデバイスを購入する費用として活用されている。
「BLUE FOR JAPAN」は、2011年、東日本大震災の被害に遭った人々を支援するために立ち上げた団体。震災後、様々な経歴を持つ有志が被害に遭った人々を支援する目的で活動をスタートした。
当初は「BLUE FOR TOHOKU」という名称で、東日本大震災及びその後の原発事故で苦しんでいる福島県の児童養護施設を支援する活動を開始。児童養護施設の要望を聞き、緊急性が高い物品を送る支援活動を中心に行っていた。震災の被害が落ち着いた2012年からは、児童養護施設の子どもたちのための人的支援を中心に行っている。
そしてその活動の幅を広げるべく、昨年「BLUE FOR JAPAN」に改名。FUMIKODAのクリエイティブディレクター幸田フミ氏も創立メンバーのひとりとして、理事に就任している。
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