2023年6月29日
小中学生の熱中症対策、74.2%の家庭が「実施している」と回答 =明光ネットワーク調べ=
明光ネットワークジャパンは28日、小学4年~中学3年生の子どもを持つ全国の保護者1000人を対象に実施した、「子どもがいる家庭の熱中症・暑さ対策に関する意識・実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「夏季期間中、熱中症対策をしているか」と質問したところ、74.2%の家庭が「対策をしている」(熱中症対策をしている:28.4%、どちらかというと熱中症対策をしている:45.8%)と回答した。
また、「暑さ指数(WBGT)を知っているか」聞いたところ、34.2%が「知っている」(知っている:16.5%、どちらかというと知っている:17.7%)と回答。半数以上の保護者が暑さ指数(WBGT)を知らないという結果になった。
暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)とは、人間の熱バランスに影響の大きい「気温」「湿度」「輻射熱」の3つを取り入れた温度の指標。熱中症の危険度を判断する数値として、環境省は2006年から暑さ指数(WBGT)の情報を提供している。
熱中症や熱中症予防について「子どもと話し合うことはあるか」と質問したところ、57.1%が「話し合っている」(話し合っている:20.3%、どちらかというと話し合っている:36.8%)と回答した。
「暑さが原因で子どもが体調を崩したことがあるか」を聞いたところ、半数以上の51.3%が「ある」と回答。「暑さが原因で食欲不振になったことがあるか」を尋ねたところ、51.2%が「食欲不振になったことがある」(食欲不振になったことがある:15.0%、どちらかというと食欲不振になったことがある:36.2%)と回答した。
また、夏季期間中の「子どものマスク着用は熱中症に影響すると思うか」と尋ねたところ、87.1%が「影響すると思う」(影響すると思う:48.0%、どちらかというと影響すると思う:39.1%)と回答。多くの保護者が、夏季期間中の子どものマスク着用に対して、熱中症のリスクを感じていることが分かった。
一方、体育系のクラブ活動に所属している子どもの保護者807人を対象に、夏季期間中のクラブ活動について、熱中症など暑さに対する不安を感じるか質問したところ、75.7%が「不安を感じる」(不安を感じる:30.4%、どちらかというと不安を感じる:45.3%)と回答。
また、同保護者807人に、気温が高い日の子どものクラブ活動について聞いたところ、63.4%が「クラブ活動を控えてほしい」(クラブ活動を控えてほしい:22.6%、どちらかというとクラブ活動を控えてほしい:40.8%)と回答した。
この調査は、小学4年~中学生3年生の子どもを持つ全国の保護者1000人を対象に、6月16日~21日にかけて、インターネットで実施した。
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