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2023年7月21日

ベネッセ、国内1000社超導入のUdemy Business受講データランキングを発表

ベネッセコーポレーションは19日、オンライン動画学習サービス「Udemy Business」の2023年第1四半期(4月~6月)の検索データと受講データをもとに国内リスキリングに関するトレンド分析を行った結果を発表した。

それによると、「社会人の学びに関する意識調査」では、「リスキリング」という言葉の認知率は社会人全体で56%と、昨年の23%から大幅に増加したことが分かった。また、「リスキリング」が必要と感じている人は全体の56%だが、実際に取り組んでいる人は全体の10%程度であり、「リスキリング」の認知は拡大し必要性も感じているが、実際に取り組む人は少ないことも分かった。

また、学習経験も今後の学習意欲もある「学習し続けている層」は社会人の約35%いるものの、社会人の約40%が、学習経験も今後の学習意欲もない「学習意欲なし層」であることが分かった。

「Udemy Business受講トレンド」では、全業種でChatGPTの検索数が急上昇。Udemy Businessでも4月から受講が増え、どの業界でも人気講座となっている。企業規模別で見ると、大企業と中小企業で「検索」「受講」のトレンドは若干異なる。中小企業の方がより実践的な講座を検索し、受講していることが分かった。

業種別で見ると、「SIer・ソフトウェア開発」では、ChatGPTのニーズが急上昇し、相対的にPythonやAzureのニーズが落ち着いた。受講動向では情報処理試験関連・情報セキュリティ・Javaの受講傾向が高まった。

「コンサルティング」では、ChatGPT以外ではAWSや英語のニーズが高まり、相対的にエクセルやPythonのニーズが落ち着いた。受講動向では、DXおよびChatGPTに関連して人工知能の受講が大幅に高まった。

「銀行・証券・保険」では、ITパスポートや英語のニーズが高まっている。受講動向では、エクセルやDXの受講傾向が高まると共にIT基礎の受講が急上昇している。

「広告・放送・新聞」では、ChatGPTおよび関連する人工知能のニーズが急速に高まった。受講動向では、DXが大幅に高まると共にChatGPT・人工知能の受講が急上昇している。

「自動車・輸送用機器」では、Pythonの人気が引き続き高い傾向にある。Power Automateの学習ニーズが高まっている。受講動向では、英語が高まっているのと同時にChatGPTと連動した人工知能が大幅に高まっている。

「化学・薬品・化粧品・繊維」では、ITパスポートの学習ニーズが大幅に高まっている。受講動向は、チームビルディングが急上昇しておりコミュニケーションの高まりと共にチームの働きを促進する学習傾向が高まっている。

「総合商社」では、ITパスポートのニーズが急速に高まっている。受講動向は、ダイバーシティ&インクルージョンの受講が急上昇しているのがこの業界の特徴。ITパスポートも学習ニーズに合わせて大きく上昇している。

「建設・建築資材」では、ITパスポートや英語の学習ニーズが高まった。またPowerBIのニーズが急上昇した。受講動向では、ChatGPTと連動した人工知能の受講が高まっている。プロジェクトマネジメントも大きく上昇している。

Udemyは、米国Udemy, Inc.が運営する世界5200万人以上が学ぶオンライン学習プラットフォーム。ベネッセコーポレーションは、2015年にUdemy社と日本における独占的業務提携を行いサービスを展開。日本限定の法人向けサービス「Udemy Business」は、国内利用者向けに世界21万本以上の講座から日本語および英語の約1万講座を厳選し、サブスクリプション(定額制)で利用することができる。

関連URL

「Udemy」

「Udemy Business」

ベネッセコーポレーション

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