2023年9月4日
8割以上がパスワード使いまわし、約2割が不正アクセスや情報流出の被害 =トレンドマイクロ調べ=
トレンドマイクロは8月31日、Webサービスおよびパスワードの利用や管理の実態を調べた「パスワードの利用実態調査 2023」の結果を発表した。
それによると、Webサービスの利用者(n=1,030)のうち、83.8%(863人)がパスワードを使いまわしていた。2020年調査では85.7%で、微減傾向だが、多くの利用者がパスワードを使いまわしている。
使いまわす理由は、「異なるパスワードを設定すると忘れてしまう」(72.8%)、「異なるパスワードを考えるのが面倒」(48.6%)など。一人平均14のWebサービスを利用していて、異なるパスワードを設定する負担が影響しているようだ。
一方で89.8%が、「自身の個人情報やWebサービスのID/パスワードが流出することについて不安を感じるか」という質問に、「どちらかというと不安を感じる・不安を感じる」と回答。不安を感じながらもパスワード管理に悩んでいることが分かる。
過去に不正アクセスや情報流出の被害経験があるWebサービスの利用者は17.7%(n=182)。被害内容は「クレジットカードの不正利用」(36.8%)、「利用しているWebサービスからの情報流出」(34.1%)だった。
被害経験者(n=182)が被害後に行った対策は、パスワードの変更やアカウントの削除だったが、パスワードを使いまわしている場合には十分な対策とは言えない。また、「何もしない」と回答した利用者が1割以上の13.2%もいたという。
「パスワードの利用実態調査2023」調査概要
期 間:7月31日(月)~8月1日(火)
対 象:ID/パスワードでのログインが必要なWebサービスの利用者1030名(日本国内居住の12歳以上男女)
方 法:Web調査
関連URL
最新ニュース
- ウェブメディア「不登校オンライン」、不登校に関する政党アンケート結果(2024年10月24日)
- 26年卒学生、過半数が2025年3月~5月までに就職活動を終わらせたい =ジェイック調べ=(2024年10月24日)
- 「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(10月中旬)」の結果発表(2024年10月24日)
- 高校生のSNS、Instagramの“鍵垢”保持率は約9割、BeReal.の利用は3割以上に=スタディプラス調べ=(2024年10月24日)
- With The World、品川区不登校支援としてメタバース学校で「国際交流イベント」開催(2024年10月24日)
- DNP、東京都品川区の不登校の児童生徒へオンライン授業を開始(2024年10月24日)
- SPLYZA×東広島市、映像振り返りツールやマーカーレス3D動作分析アプリの実証実験(2024年10月24日)
- みんなのコード、学校向け「みんなで生成AIコース」GPT-4o miniを無償提供(2024年10月24日)
- 来春開設のTECH.C.「高等課程」、ゲーム業界を目指す授業を15歳から実施(2024年10月24日)
- 東京⼯科⼤学、聴覚障がいへの理解促進のための体験コンテンツを開発(2024年10月24日)