2023年9月11日
「時代にマッチしている大学」、青山学院大・広島大・福岡大が1位に =マイナビ進学総合研究所調べ=
マイナビが運営する高校生向け情報発信専門サイト「マイナビ進学総合研究所」は、2024年3月卒業予定で大学進学を希望する全国の高校3年生1万1025人を対象に実施した、「大学認知度・イメージ調査2023」の結果をまとめ発表した。
それによると、「エリア別大学認知度ランキング」では、関西以外のエリアで1位が変動する結果となり、特に関東・甲信越エリアでは1位が早稲田大学、2位が青山学院大学、3位が日本大学と私立校が上位を独占。前回1位の東京大学は4位だった。
2位の青山学院大学は、イメージ項目「時代にマッチしている」でも1位を獲得しており、2022年4月に日本初の「ヒューマンライツ学科」を設置したことなどが評価につながっているようだ。
関西エリアの1位は昨年と変わらず近畿大学で、前回4位の立命館大学が2位に浮上。前回調査では上位に国公立大学が並んだが、2023年調査では私立大学が躍進する結果となった。
また、「時代にマッチしている」大学イメージランキングは、上位顔ぶれが昨年から変化しており、関東・甲信越エリアで青山学院大学、中国・四国エリアでは広島大学、九州・沖縄エリアでは福岡大学が初めて1位になった。
関西エリアでは、関西大学が前回の7位から2位と大きく順位を上げた。同大は、全学展開の「AI・データサイエンス教育プログラム」に加え、高度データサイエンティスト育成を目的に独自の教育プログラムも展開している。
他にも、2024年4月に「情報融合学環」を創設する熊本大学、同年4月にリアルとバーチャルの融合を掲げてキャンパスを展開する立命館大学も順位を上げている。
また、志望校の検討に「強く影響する」イメージ項目について聞いたところ、最も強く影響したのは「学べる内容が充実している」で、以下、「就職力が高い」「勉強が面白い」などが続いた。
進路選択を控えた高校生のイメージ向上においては、大学として充実した学びを提供できるかに加え、先進的な学部の新設やカリキュラムの導入など、時代にマッチした取り組みが重要な要素になると考えられる。
この調査は、同社の「マイナビ進学」会員リストから抽出した、全国の高校3年生(2024年3月卒業予定)を対象に、7 月12日~28日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1万4468人(今回発表の同ランキングは、そのうち大学進学希望者1万1025人の結果を集計)。
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