2023年10月12日
大分高専、半導体人材を育成するリスキリング講座を開催
大分工業高等専門学校は10日、半導体人材を育成するリスキリング講座「リスキリングのためのディジタル回路設計講座(基礎編及び検証編) ~FPGAで始めるHDL回路設計 ~」を開催したと発表した。
昨今、急拡大する半導体関連分野では専門人材の不足が問題となっており、大分県内でも喫緊の課題となっている。同校でも半導体関連人材の育成に力を注いでいる。その一環として大分県内の半導体関連人材育成を推進することを目的に、大分県LSIクラスター形成推進会議主催のもと、8月23、24日の2日間にわたり同講座を開催した。講座を担当したのは、同校情報工学科の 井上 優良講師。ディジタル回路の基礎から実際の設計までを演習形式で行った。
同講座は半導体分野の一つであるディジタル回路設計をテーマとし、中小企業からも参加しやすいように無償で提供した。自社での製品開発へスムーズに移行できるように、実際に手を動かす演習を中心に1日目の基礎編では、ディジタル回路の基本、HDLによる回路設計の基本、HDLによる順序回路の設計を、2日目の検証編では、HDLによるカウンタの設計、HDLによるステートマシンを用いた制御器の設計,シミュレータを用いた動作検証を行った。
講座には当初想定していた募集人員10名を超える9社13名が参加。セミナー後のアンケートでは全員が満足と回答しており,「FPGAには素人だったが、基礎的な設計手法が学べて良かったです。業務に活かすことができそうです。」「初めて、HDLを触るような人でもわかるように基礎的なところから教えて頂いたので話が頭に入ってきやすく理解しやすかったです。」「内容のステップ毎にコーディング、ボードで確認する流れで理解しやすい。ボリュームも適切であると思います。」といった声が聞かれたという。
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