2023年10月13日
東京理科大学、長期履修制度の対象者を拡大し社会人のリカレント教育にも対応
東京理科大学は11日、同大学理学部第二部で実施している長期履修制度の対象者を、2024年度からさらに拡大し、理学部第二部に1年次で入学した全員が活用できるようにすると発表した。
同制度はこれまで社会人特別選抜入試で入学した学生のみを対象としていたが、今回の対象者拡大により、一般の入試で入学した社会人学生、入学後に職を得て社会人となった学生、職業を有していなくても育児・介護等により修業年限で卒業することが困難な学生等のニーズにも対応できるようになる。
同学部は日本で唯一の夜間の理学部として、これまでも様々な目的意識を持つ、幅広い年齢層の学生を受け入れてきた。同制度の活用により、これまで以上に学び続ける環境の拡充が期待される。
同制度は、職業を有している等の事情(育児、介護等を含む)により、修業年限を超えて一定の期間にわたり、計画的に教育課程を履修し卒業することを希望する旨を申し出たときに、それを認める制度。制度を活用すれば4年間で卒業する学費とほぼ同額で5年または6年間学べるというメリットがある。主に大学院では国内の多くの大学が採用している制度だが、学部段階で導入している大学は珍しい。同学部が属する神楽坂キャンパスは都内からのアクセスも良く、忙しい社会人が仕事の合間を縫って大学に通う際にも有用であり、近年要請される社会人に対するリカレント教育にも対応した制度といえる。
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