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2023年10月26日
産経デジタル、チームプレーを可視化するスポーツセンシングユニット「xG-1」論文を発表
産経デジタルは24日、サッカーやラグビー、アメリカンフットボールなどのフィールドスポーツおいて、各選手を認識しながらパフォーマンスやプレーの流れを可視化できるスポーツセンシング「xG-1」についての論文を、クロスセンシング社の山田貴之氏、政木英一氏、松林豊氏、Intelligent Style社所属の関西大学の田中成典教授、鳴尾丈司特別任命教授、山本雄平助教、法政大学の今井龍一教授、大阪経済大学の中村健二教授、大阪産業大学の姜文渊(きょう・ぶんえん)准教授らと、元関西大学の田中ちひろ氏の研究チームが発表したことを明らかにした。
スポーツセンシングユニット「xG-1」は測量技術であるリアルタイムキネマティック(RTK)測位を活用、ウェアラブルデバイスで取得した高精度なデータをリアルタイムに提供するとともに、チーム全体の総合パフォーマンスを可視化できる。これにより、従来の指導者の経験に基づく主観的なスポーツ指導・評価から、データに基づく新たな指導へと変えることで、スポーツ現場のデータドリブンな世界への変革を実現、選手の持つ能力を最大限に発揮できるよう促す効果が期待される。
さらにクラウドサービスでは、チーム全体や個人ごとのパフォーマンスをワンストップで管理し、選手の運動負荷を効率的にコントロール。拡張性の高いAPIやSDKの提供を通じて、エンドユーザだけでなくスポーツ市場をとりまくデータビジネス活動に対するサポートも可能となっている。
また著者らは、スタジアムへ来場する観客やメディアへパフォーマンスデータをリアルタイムに提供し監督や選手の視点を共有することにより、観客も視聴者もスポーツを体感できるエンターテインメントへと深化させることを目標としているという。
論文(「 Development of Sensing Unit “xG-1” for Visualizing Team Plays」は、日本発の国際学術論文ジャーナル「Journal of Digital Life」に掲載されている。
論文「 Development of Sensing Unit “xG-1” for Visualizing Team Plays」
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