2024年2月16日
勉強が好きな生徒、小学生58%に対し中学生は43% =ニフティ調べ=
ニフティは15日、同社の子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、全国の小中学生1526人を対象に実施した、「勉強に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「勉強が好きか」という質問に対し、「好き」「どちらかといえば好き」と答えたのは、全体で52%。小学生は58%と半数以上が「好き」だと答えたのに対し、中学生は43%と半数以下に減少。中学生は勉強が難しくなるため、好きだと感じられなくなる生徒が増えるのかもしれない。
勉強が好きな理由としては、「テストで良い点数がとれるとうれしいから」70%が最も多かった。また、「問題が解けたり分からないことが分かるようになると達成感が味わえるから」66%が2位になっており、達成感を得られる瞬間が大きな理由になっていることが分かった。
一方、勉強が嫌いな理由として最も多かったのは「面倒だから」75%で、以下、「楽しくないから」65%、「難しいから」64%と続いた。そのほか、「見下されるから」「バカにされるから」といった回答もあり、勉強の出来やテストの結果などが人間関係に影響している様子もうかがえる。
「学校以外で勉強を習っているか」と聞いたところ、全体の44%が「塾・予備校」に通っていることが分かった。中学生になると高校受験を意識する生徒が増えることから、小学生よりも塾・予備校に通う生徒が増えている。「長期休みのみ通う」という生徒もいた。
「塾を選ぶときに最も大事だと思うこと」を尋ねたところ、「講師と合うか」28%が最も多かった。「おうちの人が決めるから分からない」との回答は、小学生は22%だが、中学生になると12%に減少。中学生になると「自分が通う塾や予備校は自分で決めたい」と感じる生徒が増えるようだ。
「好きな教科」を聞いたところ、全体で最も人気があったのは「社会」20%だった。小学生は「国語」と「算数・数学」が各21%でトップだったが、中学生になるとどちらも減少。中学生では「社会」22%に次いで「英語・外国語活動」19%にも人気が集まった。
一方、「苦手な教科」を聞いたところ、小学生・中学生ともに「算数・数学」が1位だった。小学生で47%、中学生で45%とどちらも半数近くの生徒が苦手意識を持っていた。
「算数・数学が苦手な理由」を聞いたところ、「難しいから」と「計算が難しいから」が、ともに70%で最多。他の理由と比べても10%以上の差があり、多くの生徒が算数・数学を「難しい」と感じているのが分かる。
「学校で習う勉強は、将来役に立つと思うか」と質問したところ、小学生の64%、中学生の56%が「役に立つと思う」と回答した。
この調査は、子ども向けサイト「ニフティキッズ」の小中学生を中心とする訪問者を対象に、2023年12月19日~2024年1月15日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は1526人。
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