2024年2月16日
つくば市教育委員会など、「学習者用デジタル教科書の学習履歴データの活用に向けた共同実証研究成果報告会」19日開催
東京書籍は、つくば市教育委員会、東北大学大学院 情報科学研究科 堀田龍也研究室、Lentranceと、学習者用デジタル教科書の学習履歴データの活用に向けた共同実証研究成果報告会を2月19日に開催する。
「学習履歴データの分析によって見えてきたデジタル教科書の利用実態と学習傾向」を演題に、オンラインで開催する。
2022年12月には2021年度の報告書を公開し、学習者用デジタル教科書の使用開始直後と3カ月後で生徒の英語力の変化や、音読課題に対する取り組み状況の改善が見られたことを報告している。
2022~2023年度は、東北大学を中心にさらに研究を深め、家庭学習時における学習者用デジタル教科書の活用傾向を基に生徒を複数のクラスタに分類し、音読課題や定期テストの結果との関連を調べた。その結果、クリック回数やアクセスページ範囲、端末利用時間やログイン頻度など複数の指標で中程度以上の結果を示したクラスタにおいて、音読課題や定期テストの得点が高いことが分かった。
また、授業中の累積クリック数を基に時系列クラスタリングによって生徒を分類したところ、一部の生徒が、教師からの指示に対する反応が相対的に遅れている傾向にあることが分かった。
これらの結果については、教師による働きかけや個人差による影響もあると考えられることから、研究チームでは、引き続きデータを集め、より詳細で一般的な活用傾向の分析を進めると同時に、教師の働きかけが生徒の活用の仕方に与える影響等についても研究を進めていくという。
成果報告会概要
開催日時:2月19日(月)15:30~16:45
開催形式:オンライン
対象:つくば市内の公立小中学校教員(各校1名)
申込締切:2月16日(金)17:00まで
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