2024年2月28日
社会人の約6割が「2年以内で英語が話せるようになった」=JJイングリッシュ社調べ=
JJイングリッシュ社は27日、社会人になってから英語が話せるようになった20~50代の男女330人を対象に実施した、「英会話学習に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「社会人になってから英語を再学習した理由」を尋ねたところ、最も多かったのは「仕事で必要になった」47.6%で、半数近くが仕事のために英語を学び直していることが分かった。
次いで「趣味で英語を習いたかった」32.4%と、「旅行先で英語を使いたかった」28.2%がそれぞれ約3割程度で、仕事上で必要に迫られて英語を再学習した人以上に、自発的に望んで英語を話せるようになった人が多いことが明らかになった。
「学生時代は英語にどのような意識をもっていたか」を聞いたところ、「苦手だった」が43.9%に上り、145人中59人、半数近くが「嫌いだったし苦手だった」と回答した。
ところが、興味深いことに「嫌いだったし苦手だった」と回答した59人のうち17人は、英語を再学習した理由で「趣味で英語を習いたかった」を選択していた。学生時代は嫌いだったものの、社会人になってから趣味にできるくらい英語に親近感や好感を持てるようになったということのようだ。
また、「英語が話せるようになるまでに、どのくらいの期間がかかったか」を聞いたところ、意外なことに、約3人に1人が「1年以下」、そして約6割が「2年以内」と回答。
ただ、時間がたっぷりあり、1日に8時間でも10時間でも学習できる環境の人と、仕事をしながら1日に30分~1時間ほどしか学習できない環境の人では、学習期間に差が出てくるのも事実。
日本人が英語を習得するのに必要な時間は「2000時間程度」と言われているが、社会人になってから英語を習得した人のトータルでの英語学習時間はどのくらいだったのか。
調査結果によると、「300時間未満」~「501~1000時間」の回答数はほとんど同数で、「1000時間以内」で学習が完了している人が約41.5%だった。中学~高校の授業や受験勉強などで学生時代に「1000時間程度」の学習をしている人が多いだろうということを考え合わせると、合計では「2000時間程度」で多くの社会人が学習を終えていると見ることができる。
「英語を話すのに特に効果的な学習方法」について尋ねたところ、6割以上(64.2%)が「実際に英語で話す」を効果的な学習方法として挙げている一方で、「英文の発話」と「英文・単語の音読」の合計が約3割程度で、「英語の聞き流し」と「英語の精聴」を合わせると約4割程度だった。
これらの回答結果から、現在はほとんど話せないという初級者の段階では、「発話」「音読」「英語を聞く」といった学習法が効果的であることが推察できる。また、順を追って適切な学習方法を積み重ねていくことで着実に英語が話せるようになるとも考えられる。
また、「英語を話せるまでの学習にかかった費用」を聞いたところ、最も多かったのは「1万~9万9999円」27.0%で、全体の4分の1近くが「10万円未満」で英語を習得したことが明らかになった。
個別回答をみると、学習方法として「実際に英語で話す」をはじめ「英語の聞き流し」や「英文・単語の音読(テキストあり)」などあまりお金をかけずにできる方法を選択している人が多くいた。
次いで多かった「10万~49万円」と回答した人は、費用感より対面およびオンラインのスクール、コーチングなどでの学習を優先したことが予想できる。
この調査は、社会人になってから英語が話せるようになった20代~50代の男女を対象に、2月2・3日にインターネットで実施した。有効回答数は330人。
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