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2024年9月2日
クジラボ、教員のキャリア相談件数 1年間で累計1000件突破
クジラボは8月29日、教員のキャリア相談件数累計1000件を突破したことを発表した。
クジラボは教員のキャリアの多様性を広げ、子どもたちの未来を担う教育の世界をより開かれたものにするため、2023年6月に教員向けキャリア支援プログラムを開始した。
以来、「先生の仕事は好きだけど、一生続けられるか不安」「先生以外の道にも興味があるけど、相談できる人がいない」といった悩みを抱える教員から問い合わせを受け、1年間でキャリア相談件数累計1000件を突破した。
パーソル総合研究所が実施した幼稚園・保育園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の教員3800名を対象とした「教員の職業生活に関する定量調査」によると、仕事にやりがいを感じず、ストレスを強く感じる教諭が全体の約20%おり、特に20代の教諭においては31.4%と高い数値が出ている。
一方で、総務省の調査によると教員の離職率は例年1%程度と「先生になったら、定年まで先生」という考え方が一般化しており、そのギャップに悩む教員も少なくない。
クジラボは、同事業を通じて「教員を定年まで続けるか辞めるか」の二者択一からの脱却を目指す。実際にクジラボの卒業生の中には教員を続けつつ非常勤講師として副業を始める、ライフステージに応じて教員と民間を行き来するなどのグラデーションのあるキャリア事例が蓄積されている。こうした教員のキャリアの可能性を広げることで多様な人々が教育に関わる場を創出し、ミッションである「教育のオープン化」の実現を目指すという。
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