2024年9月11日
オープン、名古屋大学医学部附属病院が「BizRobo!」活用で看護現場の業務効率化を達成
オープングループは9日、子会社であるオープンが、名古屋大学医学部附属病院が院内での「BizRobo!」活用領域を拡大し、看護部門での業務効率化をはじめとする現場業務の改善に成功したことを発表した。
名古屋大学医学部附属病院は、2019年にサーバ型RPAツールである「BizRobo! Basic」を導入。当時のRPAの活用は国立大学の附属病院としては先進的な取り組みで、当初活用した事務部だけでも年間1000時間以上の業務削減効果を挙げていた。この実績を踏まえて、2023年度からは病院独自の閉域ネットワークである「診療ネットワーク」でも「BizRobo!」が活用されている。
「BizRobo!」の導入後、20名ほどのメンバーからなるRPAプロジェクトチームが事務部内に設置され、他部門でのRPA活用がスタート。一例として人事労務課では、医師の勤務時間の計算支援を行うロボット、経営企画課では外部資金の予算執行状況確認表を作成・送付するロボットなど、十数体が稼働している。
現場部門である看護部では、毎朝各病棟で患者の入退院や転棟、手術の件数や職員の休暇状況などによって生じる看護職員の過不足への対応として、副看護部長と看護師長の2名が管理日報、入退院予定、移動予定などをExcelにまとめ、看護職員の応援先や応援時間の調整をしていたが、この業務にも「BizRobo!」が活用されることになった。
毎朝ロボットが各病棟の入院患者数、ベッドの稼働率、入退院予定患者数、手術予定・検査予定件数などをファイル出力したあと、Excelに転記し、マクロを動作させて状況一覧を自動で作成する。これにより毎朝の応援調整にかかる時間が、ひと月当たり450分→150分と、1/3にまで削減された。
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