2025年3月25日
岡山大学、犬型ロボットが農作業を支援 岡山大学農場で最新技術の実証実験を実施
岡山大学は23日、「犬型ロボット×農業最前線~未来の農業を体感する講演会&体験会~」を岡山大学農場で2月27日に開催したと発表した。
学域を横断して結成した中山間地域活性化プロジェクトが内閣府「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環として実施。学生・教職員、農業関係者など約80人が参加した。
体験会では、高知工科大学の栗原徹教授と学生が、犬型ロボット「Spot」を活用した農作業支援をデモンストレーション。Spotに農場内をマッピングしてトラックの場所を記憶させ、音声認識を利用してトラックまで自動で籠を運搬させる様子を披露した。
次に、岡山大学が整備した四足歩行ロボット「Unitree Go2」のデモンストレーションが行われ、学生たちは、Unitree Go2にジャンプさせるなどの操作を実演し、ロボットの高い機動性と制御技術を紹介した。
さらに、犬型ロボットが傾斜地や不整地でも安定して移動できる様子が紹介され、農作物の運搬や収穫補助など、多岐にわたる農作業への応用可能性が示された。
続く講演会では、栗原教授から高知工科大で行われている実証実験の詳細が説明され、犬型ロボットの農業現場での実践的な活用方法について、参加者との議論が展開された。
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