2025年5月1日
ガールスカウト日本連盟、中高生のジェンダー意識調査2024年版を発表
ガールスカウト日本連盟は4月28日、2024年に実施した「中学生・高校生のジェンダーに関する意識調査2024」報告書を公開した。


それによると、性別が理由で何かを制限されたり、やらされた(期待された)りしていると感じているのは、男女ともに、中学生よりも高校生の方が多いことがわかった。女子は「しなくてよい」と言われたことが多く、男子は「やらされた」ことが多いことがわかった。

また、自分の体調(体の変化)について話す相手として、中高生ともに母親が最も多く、女子中学生・女子高校生は約80%、男子中学生・男子高校生は約55%と過半数を超えている。一方で誰とも話さない・話すことができない生徒もいた。

日常生活の中で性的嫌がらせを受けたり、見たりしたことがある女子中学生は約11%、女子高校生約22%、男子中学生約10%、男子高校生約25%であり、中学生より高校生のほうが2倍以上多いことがわかった。

自分の容姿に満足していないのは、女子中学生55%、女子高校生58%、男子中学生42%、男子高校生47%となり、男子より女子のほうが自分の容姿に否定的だった。

女子中学生の44%、女子高校生の42%、男子中学生の57%、男子高校生の40%が、自己肯定感が高いと感じており、男子高校生が一番低かった。

男女ともに3割程度の生徒は「学校の先生は女子と男子に平等に接していない」と感じており、進路指導や役割に対しても1割程度の生徒は「平等に接していない」と感じている。



2人に1人以上の生徒は、インターネットは安全・やや安全であると考えており、最も影響を受けているメディアはYouTube、Instagram、TikTockが多い結果となった。
なお、調査報告書は1100円(税込)でダウンロードして閲覧が可能。報告書の購入もできる。
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