2025年5月9日
教育機関の9割近くが生成AIに「関心あり」=教育AI活用協会調べ=
みんがくの佐藤雄太代表が代表理事を務める教育AI活用協会は8日、生成AIの教育活用に関する調査の結果を公表した。
調査は全国の教育委員会・教育センター164団体、小中高等学校124団体の計288団体を対象に、3月5日~31日に行われた。
それによると、回答者の9割近くが生成AIの教育活用に対して「関心がある」と答えた。また、生成AIのガイドラインや活用方法に対する理解度に関しては、約半数が基本的な理解があると回答した。
また今年度の活用実証については、「すでに実施が決定している」と「実施を検討している」を合わせて4割で具体的に進行していることが分かった。活用実証が決定している、検討していると回答した人のうち、約4割が使用する生成AIがすでに決定していると回答、そのうち約7割が自由回答でChatGPTを活用すると答えた。
さらに、活用実証予定があると回答した教育委員会・教育センターを対象に、補助金や制度の活用予定があるかを訊ねたところ、あるとの回答は2割強にとどまり、残る8割弱には予定のないことが分かった。
その他、自由回答では生成AI導入に対する期待の声とともに、「AIへの依存が教育現場に与える影響が未知数」など不安や懸念の声も多く寄せられた。
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