2025年5月22日
偏差値60以上の「難関中学」の保護者、半数以上が「思考力」と「コミュ力」を重視 =アマゾンジャパン調べ=
アマゾンジャパンは21日、偏差値60以上の「難関中学校」に通うまたは通っていた子どもを持つ保護者206人を対象に実施した、「子どもの教育に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「子どもに最も伸ばしてほしい力」について聞いたところ、半数以上の保護者が「思考力」と回答した。
また、「思考力」や「コミュニケーション能力」、「行動力」、「想像力」などの力を伸ばしたことで、「将来どんな大人になって欲しいか」と尋ねたところ、「社会で円滑にコミュニケーションが取れる人になってほしい」71.4%が最も多く、続いて「問題解決能力を身につけてほしい」51.5%が2番目に多かった。
「難関中学」の保護者には、子どもの「思考力とコミュニケーション力の両立を重視する」傾向があるようだ。
また、「難関中学」の保護者の56.8%が「子どもに伸ばしてほしい力」の中から「思考力」の構築につながった、またはつながると思う教育方法として「読書習慣をつける」ことを挙げた。
一方、「どのジャンルを与えたら子どもに受け入れられ、学びに繋がったか?(繋がると思うか)」を聞いたところ、最も多かったのは「学習漫画」53.9%で半数以上を占めた。
また、学習漫画に限らず図鑑や読み物、娯楽漫画、なぞなぞ、クイズ本など子どもに受け入れられ学びに繋がった、または繋がると思うジャンルについては、その理由として「カラーで分かりやすく、子どもが飽きずに読むことができた」「ストーリー性があり、夢中になって読み進められた」「クイズやなぞなぞなど、遊び感覚で学べた」といった回答が多く集まり、「子どもの興味を惹きつつも学びにつながる」本が好まれる傾向にあることも分かった。
「教育に使用したツール」について聞いたところ、31.6%の保護者が「デジタルデバイス」(教育タブレット・電子辞書など)と回答。
「デジタルデバイスを教育ツールとして使用する際の用途」については、「動画・映像学習」が50%、「読書」が29.6%、「インタラクティブ教材・ゲーム学習」と「辞書」がそれぞれ26.2%だった。
約3人に1人がデジタルデバイスを教育ツールとして使用する際には、電子書籍の用途に使用しているという結果も出ており、デジタルデバイスが子どもの教育に活用されている傾向も分かった。
また、70.4%の保護者が「子どもの教育に積極的に投資したいとは考えているものの、何に投資をするべきか悩んだことがある」と回答。「教育投資に関する最も大きな悩み」について聞くと、「費用対効果が見合うか不安」が37.9%、「身につけたい力を伸ばせる教育がわからない」が27.7%だった。
教育に積極的に投資したいと考える保護者は多く、約4人に1人が教育費に「年間50万円以上」かけている一方で、約7割の保護者は「現状の教育費の使い道が最適であるか不安になることがある」と回答。子どもに教育の機会を与えたいが、実際にどの分野に費用をかけるべきか、どの教育を選択するべきかといった判断が難しいという現状が浮き彫りになった。
この調査は、偏差値60以上の中学校に通う子どもを持つと申告した保護者を対象に、4月4~5日に、インターネット(Webアンケート)で実施した。有効回答数は206人。
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