2025年9月18日
名古屋市、富士ソフトの教育メタバースを活用した2年目の不登校支援実証事業を開始
富士ソフトは17日、同社の教育メタバース「FAMcampus」(ファムキャンパス)を活用した不登校支援パッケージを使った、名古屋市の不登校支援実証事業が2年目の取り組みを開始したことを発表した。
今年は、家から出にくかったり、家族以外とのつながりを持ちにくかったりする名古屋市立小中学校の生徒に、安心できる居場所を提供するほか、家の外の環境や家族以外の人に関心を持てるきっかけづくりにつながる新たな取り組みを実証する。
同社は、2022年にFAMcampusの提供を開始し、不登校支援での活用に取り組んでおり、不登校支援をスムーズかつ効果的に運営するために欠かせないメタバース空間、カリキュラム、講師、不登校支援専門員の4要素を「不登校支援パッケージ」として提供。
名古屋市内の小・中学校の不登校児童生徒は2023年度で5888人にのぼるが、今回の取り組みでは、学校内外の機関の相談・指導を受けていない不登校児童生徒に、学習・交流・相談ができる居場所を提供して、子どもたちの社会的自立を支援していく。
また、2025年度からの新たな取り組みとして、よりリアルなオンライン授業と「展示会」を実施。リアルなオンライン授業では、子どもたちが外の世界に関心を向けられるよう、また、地域学習の一環としても機能するよう、リアルな現場と中継をつなぎながら、理科の実験や地域の植物観察などを行う予定。
「展示会」では、授業での成果物や、夏休み中の思い出の写真などを、FAMcampus内のギャラリーに展示。自己表現の場として、また、他者へ関心を持ち子どもたち同士の交流を生み出す場として機能することを目指す。
実証事業の概要
実証期間:2024年9月~2026年3月まで
主な内容:
・主要5教科を中心としたオンライン学習授業
・児童生徒の興味・関心に応じた特別授業
・オンライン学習システムを活用した自習
・リラックスした雰囲気で参加でき、達成感が得られるよう工夫したオンライン体験活動
・公認心理師や臨床心理士による相談室
・リアルな現場と中継をつなぎながら、理科の実験や地域の植物観察を行う、よりリアルなオンライン授業
・授業での成果物や、夏休み中の思い出の写真などを掲示する展示会の開催
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













