2025年10月9日
名古屋商科大学、文科省「全国学生調査」ポジティブリストで高評価を獲得
栗本学園が運営する名古屋商科大学は8日、文部科学省が9月30日に公表した「全国学生調査(第4回試行実施)」ポジティブリストに、複数項目でランクインし高評価を獲得したと発表した。
同調査は、学生の視点から大学教育や学びの実態を把握して、各大学の教育改善に活用するほか、国の政策立案の基礎資料などで活用するのが目的。
今回公表されたポジティブリストは、全国540の国公私立大学に所属する学生を対象にした調査結果に基づき、学生に高い評価を受けた上位校一覧などを公表したもので、各大学で教育改善に活用したり、大学進学希望者や保護者に大学に対する理解を深めてもらう。
同大のランクインは、同大が全学的に導入している「ケースメソッド授業」の取り組みが反映されたものと考えられる。ケースメソッド授業では、学生が授業前にケース(企業や組織における経営判断、課題などをまとめた事例教材)を読み込み、自らの意見や解決策を考える「予習」が重要なプロセスになる。
授業では、「予習」をもとに、少人数でのグループディスカッションやクラス全体での討論を行い、他者の視点に触れながら自らの考えを深めていき、学生は主体的に問題を発見して、論理的に意思決定をする力を養っていく。学生一人ひとりが主体的に学ぶ姿勢を重視した教育手法が、学生から高い評価を得た要因の1つといえる。
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