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2025年10月30日

カシオ計算機、数式自動採点エンジン「ClassPad Scoring」が日本e-Learning大賞の厚生労働大臣賞を受賞

カシオ計算機は29日、数学の試験やe-Learningの採点を自動化する数式自動採点エンジン「ClassPad Scoring」が、日本オンライン教育産業協会が主催する「第22回 日本e-Learning大賞」の厚生労働大臣賞を受賞したと発表した。

解答の一致判定や等価判定を実現

日本では文部科学省による全国学力・学習状況調査でCBT(ComputerBased Testing)が導入されたが、数学は数字や文字に加え、多様な記号、グラフなど多くの表記が必要なため、CBT化のハードルが高い科目で、採点においても複数の解法が存在するため、それらを洗い出して登録することが出題者にとって大きな負担となっている。

こうした課題を解決すべく、ClassPad Scoringには同社が世界100カ国以上で展開する関数電卓の技術を結集、数学のテストやeラーニング向けの回答入力ツールおよび数式の自動採点に対応して開発した。ClassPad Scoringの入力ツールと自動採点エンジンを利用することで、関数電卓と同様の操作感で数式を入力し、出題者は解答を自動で採点できる。

採点では別解の登録が不要なうえ、約分されていない場合や同類項がまとめられていない場合なども判定できる。誤答の理由も分析でき、より深い学習評価を実現する。

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